遺伝子工学

 

  • 遺伝子検査種目の増えた23andMeが研究開発拡大のため$200Mを調達

    遺伝子検査種目の増えた23andMeが研究開発拡大のため$200Mを調達

    複数の情報筋によると、一般消費者向け遺伝子分析サービスの23andMeが、Sequoiaがリードするラウンドにより、2億ドル近い資金を調達している。このラウンドには、Fidelityも参加しているようだ。 ここしばらく、このパーソナル・ジェネティクス企業が研究部門の拡大と新製品開発のために資金を求めている、という噂が漂っていた。 続きを読む

  • 遺伝子検査のColorが、これまでのガン検査に加えて心臓血管も検査対象に

    遺伝子検査のColorが、これまでのガン検査に加えて心臓血管も検査対象に

    ガンと心臓病は、米国における主要な2つの死因だ。これまでのところ、Color Genomicsは、特定のガンに対する高いリスクにつながっている、遺伝子の突然変異検査に焦点を当ててきた。しかし、本日よりこの創業4年の会社は、心臓血管の健康検査のために、遺伝子検査の新しいカテゴリーを導入する。 新しいColor Hereditary High Cholesterol Test(遺伝性高コレステロールテスト)は、冠状動脈性心疾患につながる、高いコレステロールレベルを引き起こす遺伝的状態である家族性高コレステロール血症(FH)と呼ばれる遺伝子変異を特定す… 続きを読む

  • 米国の科学者たちがCRISPRを使い、人間の胚から遺伝性心臓疾患の要因を取り除いた

    米国の科学者たちがCRISPRを使い、人間の胚から遺伝性心臓疾患の要因を取り除いた

    先週、米国の科学者グループが、初めてヒト胚に対してCRISPRを行なったという報告が出てから、様々な憶測が渦巻いた。その最初の研究成果が公表されたが、その発見は極めて驚くべきものだ。 オレゴン健康科学大学のShoukhrat Mitalipovと彼の同僚は、CRISPR Cas9遺伝子編集技術を用いて、胚の中の遺伝性の心臓変異を取り除いたのだ。 これまで、CRISPRを人間に使用した研究の報告はいずれも国外からのものであり、その結果はいずれも良好なものではなかった。中国はこの技術を人間に使用することについて特に大胆だった。 続きを読む

  • CRISPRで改変された人間の胚が実験室で作られた、だがデザイナーベイビーへの道はまだ遠い

    CRISPRで改変された人間の胚が実験室で作られた、だがデザイナーベイビーへの道はまだ遠い

    今週の初め、科学者たちが、ヒトの胚を米国内で初めてCRISPR技術を使って改変したという発表で私たちを驚かせた。だが、デザイナーベイビーの誕生まであと1歩というところまで来ていると考えるのは早計だ。 もちろん私たちはそれを行なうことはできる。しかし科学界の大部分はそうした仕事には反対の立場だ。オレゴン健康科学大学のShoukhrat Mitalipovが率いるチームは、CRISPRを施された人間の胚をほんの数日の間だけ成長させたが、それを完全な人間の胎児にまで育てる意図は全く持っていなかった。 もちろんそれは、そうした実践を人間に対して許す… 続きを読む

  • 科学者たちが馬のGIFを生きている細菌に書き込んだーーえっ、何の話をしているの?

    科学者たちが馬のGIFを生きている細菌に書き込んだーーえっ、何の話をしているの?

    Natureに掲載された新しい研究によれば、ハーバード大のある科学者グループが、生きている細菌(正確には大腸菌)に、GIFを保存することに成功したということだ。そうあの動画のGIFだ。 それは、とても奇妙なアイデアだが、科学者たちはこれまでも時折、CRISPR(clustered regularly interspaced short palindromic repeats)という名で知られる、驚異の遺伝学ツールを用いてデータ保存トリックをやって見せて来ていた。 CRISPR(やや詳しい解説はここ)は、様々な野心的なものを可能にし、人びとを興奮させ… 続きを読む

  • 遺伝子編集でマンモスを再生する研究にハーバード大学が取り組んでいる、それらしき胚ができるのも近い

    遺伝子編集でマンモスを再生する研究にハーバード大学が取り組んでいる、それらしき胚ができるのも近い

    マンモスはとっくに絶滅したけど、でも、もしかしたら戻ってくるかもしれない。ただしそれは、象の遺伝子を編集してマンモスの形質を持たせる、というお話なのだ。今週行われたAmerican Association for the Advancement of Scienceの今年の年次大会で、ハーバード大学の研究者たちが、その研究の進捗状況を発表した。チームリーダーのGeorge Church教授によると、その進捗は意外と早かったそうだ。 続きを読む

  • この遺伝子操作を受けたサイボーグトンボは「誘導受粉」に使うこともできるだろう

    この遺伝子操作を受けたサイボーグトンボは「誘導受粉」に使うこともできるだろう

    今や私たちは、サイボーグ昆虫の話を聴いた位では驚くことはなくなってしまった。なにしろキットを注文することだってできるのだ!しかし、そうした中でもこのサイボーグ昆虫はとりわけ興味深い。このトンボは遺伝的な改造を受けた上に、爪の大きさほどの太陽電池付きバックパックを装着され、プログラムされたコースに従って飛行する。 この分野でこれまで行われていた実験は、一般的に次に示す2つのうちのいずれかの方法をとっていた。1つは、動く方向だけを指示し、それ以外は自由に動くような、高いレベルの駆動刺激を生体に与えるやりかた。もう1つは脚自身の筋肉または神経… 続きを読む

  • ゲノム学がもたらす遺伝子情報革命

    ゲノム学がもたらす遺伝子情報革命

    私たちは、全ゲノムシーケンシング(WGS)の歴史の、新たな段階に入った。トロント大学の研究者たちが、年に1万人分の全ゲノム配列を決定する大規模なプロジェクトを立ち上げたことを考えて欲しい。最初の1人分のゲノムの配列を解析するのに13年の年月と30億ドルのコストがかかったことを考えると、これは本当に驚くべきことだ。2012年の段階ですら、わずかに69人分の全ゲノム配列が決定されていただけなのだ。 最初にWGSが患者の治療の際の参考として用いられた2010年から、私たちはWGSを医療のパーソナライズのために利用してきた。 今では私たちの公的お… 続きを読む

  • CRISPR-Cas9の特許権を巡る口頭弁論、いよいよ来月開始

    CRISPR-Cas9の特許権を巡る口頭弁論、いよいよ来月開始

    驚異の遺伝子編集技術であるCRISPR-Cas9の特許権の所在を巡る、口頭弁論の始まる日程が決定した。バークレーのJennifer Doudnaと彼女の同僚でマックス・プランク研究所のEmmanuelle Charpentierは12月6日に裁判所へ出廷、MITのFeng Zhangと対峙する。彼女たちは米国特許商標庁の3人の審査員の前で、なぜZhangではなく自分たちが特許権を持つにふさわしいか、その論拠を提示する予定だ。その特許は、すべての遺伝性疾患を根こそぎ根絶できる可能性を秘めている。 続きを読む

  • ゲノム配列を読んで、しかも謝礼が貰える遺伝解析スタートアップGenos

    ゲノム配列を読んで、しかも謝礼が貰える遺伝解析スタートアップGenos

    最初のヒトゲノム配列の決定には、驚異の27億ドルがかかった。しかも、遺伝子疾患に関してそれが飛躍的な進展につながる兆しもなかった。幸いに、それ以来ゲノム配列決定のコストは劇的に低下し、新しいタイプの消費者向けの遺伝子解析スタートアップが登場し、個人のDNA二重鎖配列を詳細に決定する業務を請け負うようになる。Genosはそのようなスタートアップの一つで、次世代シークエンシング技術を使い、個人の遺伝情報の詳細を明らかにし、クラウドソーシングによって集めた遺伝マップを研究者に提供することにより遺伝子疾患の原因解明に寄与することを目的とする。… 続きを読む

  • 23andMe、次世代シークエンシング路線からは撤退

    23andMe、次世代シークエンシング路線からは撤退

    23andMeは次世代シークエンンシングのサービスを継続せず、報道によればそのプロジェクト担当の人員を解雇したということだ。約6人の社員が同社のユタ州ソルトレークに拠点を置く研究所から解雇されたとBuzzFeedが最初に報じている。LinkedInで我々独自に数えたところによると研究所の少なくとも5人のメンバーが解雇され、その中には2014年にプロジェクト・リーダーとして雇用され、同社の医務部長を務めていたJill Hagenkord博士が含まれる。 続きを読む

  • 九州大学の研究グループがマウスの皮膚細胞からマウスの赤ちゃんを作った

    九州大学の研究グループがマウスの皮膚細胞からマウスの赤ちゃんを作った

    【抄訳】
    日本の九州大学の研究グループが、マウスの皮膚の細胞を、卵細胞を使わずに、赤ちゃんマウスにすることに成功した。 その技術は、卵子に精子を受精させる通常の方法ではなく、発生に必要な染色体ペアにより細胞を成長させる方法を使っている。 続きを読む

  • 未来的遺伝子工学技術CRISPRはノーベル賞をもらえなかったがテレビのホラードラマのテーマにはなった

    未来的遺伝子工学技術CRISPRはノーベル賞をもらえなかったがテレビのホラードラマのテーマにはなった

    CRISPRは、万能の奇跡的革新的技術ともてはやされるところが、グラフェンに似ている。それは、科学オタクたちが異口同音に、あらゆる産業を変えると騒ぎ立てる、エキサイティングな新技術なのだ。しかもこの遺伝子編集ツールは、蚊からマラリアを取り除くとか、HIVの治療など、なかなかすごい生命変更の成果を上げつつある。 続きを読む

  • RNA配列決定に革新をもたらすバイオテックのAmaryllis

    RNA配列決定に革新をもたらすバイオテックのAmaryllis

    遺伝情報を読み取り記録することは、世界中のどのバイオテック企業においてもその根幹をなす技術だ。よって、その技術が改善すれば、その産業そのものがアップグレードするといってもいいだろう。Amaryllis NucleicsはRNAから遺伝子を転写する技術を飛躍的に向上させることでバイオテック産業の技術革新を目指している。 続きを読む

  • DNAを使ったアナログ計算は、医療に多大な影響を及ぼすか?

    DNAを使ったアナログ計算は、医療に多大な影響を及ぼすか?

    私たち自身の遺伝機構を計算機やストレージの形で利用するとき、それを私たちが未来を生きている兆候だと捉える見方は、もはや新しいものではない – しかし、誤解してはならない。この分野はまだ始まったばかりで、沢山の驚異がこの先に待ち構えているのだ。例えば、今日紹介する驚異は、DNAを利用した完全にアナログで正確な算術計算だ。 続きを読む

  • ヒト細胞のDNAに「記憶」を記録することが可能に

    ヒト細胞のDNAに「記憶」を記録することが可能に

    CRISPRがまたやった。この留まるところを知らないゲノム編集システムを使って、MITの科学者たちが作ったのは、過去に起こった事象の強さや長さを記録する機能を付加したヒトの細胞だ。 続きを読む

  • DNAシークエンシングのIllumina社、アップルのPhil Schillerを役員に迎える

    DNAシークエンシングのIllumina社、アップルのPhil Schillerを役員に迎える

    IlluminaはDNAシークエンシングの分野でトップを走る会社の内の一つだ。本日、同社は取締役会にアップルのワールドワイドマーケティング副社長であるPhil Schillerを迎えると発表した。 続きを読む

  • 微生物からなんでも作り出すGinkgo Bioworksが1億ドルを調達、合成DNAの大量購入のため

    微生物からなんでも作り出すGinkgo Bioworksが1億ドルを調達、合成DNAの大量購入のため

    Ginko Bioworksはポストンに拠点を置くバイオテックのスタートアップで、微生物からありとあらゆる種類の香料や調味料を作り出している。この度Ginko Bioworksは6億ベースの製造されたDNAを入手するため1億ドルの資金をシリーズCのファンディングで獲得した。Ginkgoによるとこれは「これまで購入された合成DNAとして最大の規模」だという。 続きを読む

  • 誰でもDNA折り紙の達人になれるアルゴリズムが開発された

    誰でもDNA折り紙の達人になれるアルゴリズムが開発された

    高さ数インチのものをプリントしたいのなら、プラスチックを押し出して成形すれば良い。しかし、ナノスケールのものが必要ならDNAを使うのが良いだろう。でも、DNA1塩基単位でデザインして組み上げる時間のある人などそうそうはいない。しかし、今回の新しい研究成果を使えば、形さえ決めればあなたもDNA折り紙の達人になれる。A、T、G、Cをどのような順番で並べれば良いかはアルゴリズムが全部決めてくれるのだから。 DNAの構造は単純な二重らせんのみである必要はない。塩基の順番をいじくったり他の分子を入れ替えたりすることで、DNA鎖を右に鋭く旋回させた… 続きを読む

  • 遺伝子組み換え作物ではない遺伝子“編集”作物は農務省が規制しないので将来性あり

    遺伝子組み換え作物ではない遺伝子“編集”作物は農務省が規制しないので将来性あり

    遺伝子組み換え作物(GMO)は今、遺伝子編集という新しい技術のおかげで、変わろうとしている。 その最新の例は、CRISPR(クリスパー)を利用して遺伝子を編集した白いボタンマシュルームだ。‘編集’とはこの場合、生物のDNAのパーツを切って並べ替えることだ。 合衆国農務省によると、そのマシュルームは、別の、有害かもしれない、バクテリアのDNAを使っているGMO植物のような危険性がないと思われるので、規制の対象としない。 続きを読む

  • RNA診断のCofactor GenomicsがY Combinatorに‘入学’、DNAよりも正確でリアルタイムな遺伝子検査を目指す

    RNA診断のCofactor GenomicsがY Combinatorに‘入学’、DNAよりも正確でリアルタイムな遺伝子検査を目指す

    このところY Combinatorは、計算生物学や生物情報科学の分野にも手を広げているが、今回はその孵化器の中に、かつてHuman Genome Projectの作業を手がけたこともある人たちによる、RNA試験の実験的開発企業Cofactor Genomicsを迎えた。 DNAと人体を構成する蛋白質との中間に位置するRNAは、DNAよりも正確でリアルタイムな診断を可能にする、と同社は主張する。DNAはあくまでも情報的であり、したがって予測的予報的な存在だ…将来の疾病の可能性は分かるが、今どうなっているかは教えてくれない。 続きを読む

  • AncestryDNAとGoogleのCalicoが共同で遺伝子操作による長寿の可能性を研究

    AncestryDNAとGoogleのCalicoが共同で遺伝子操作による長寿の可能性を研究

    シリコンバレーには、不死に関するサイトで当てようとする人びとが少なくない。死を少しでも遅くするための取り組みなら、Googleの中にもある。今回は、最大の家系調査サイトAncestry.comの一部門であるAncestryDNAが、Googleの中の修道院のような企業Calicoとパートナーして、人間の遺伝子と長寿との関係を研究することになった。 続きを読む