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オンラインデート 2.0: 「出会い」のための13のサイト

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Microsoft、ZuneでiTunes/iPodに対抗

オンラインデートサービスは巨大ビジネスだ。米国では2006年6月に毎日約400万人(月間2500万人)のユーザーを引き寄せている。 ユーザーは毎日平均17分をこのようなサイトで過ごしている。これは合計すると非常に大きなページビュで、Comsooreによると月間45億ページ近い とされる。しかもこの数字には毎日10億ページ近いMyspace(日本語記事
の分がカウントされていないが、このサイトは「基本的に巨大なデートサービスではないのか」と繰り返し論じられている。 それやこれやで、米国のインターネットユーザーの少なくとも15%は毎月1回どこかの出会い系サイトを訪問していることになる。

最大のデートサイトはYahoo PersonalsとMatch.comでそれぞれ1位と2位だ。両方合わせて月間930万人の訪問者がある。どちらもブラウズするのは無料だが、他のメンバーに連絡をとりたければ料金がかかる。Match.comはベーシックプランで月30ドル、Yahooは月25ドルだ。 どちらのサイトも「お似合い」の相手を探す手助けをしてくれるプレミアムプランを用意している。

まったく新手の次世代ともいうべきデートサイトが現れて既存のサイトを少しずつ追い上げている。ひとつはPlentyofFishで2003年にスタートしたが、米国で毎月50万以上の訪問者を得ている。最近GoogleでさえGoogle Baseサービスを通じてこの分野に参入を試みている。

新世代のサイトの大きな特徴は、多くが広告からの収入のみに頼っており、無料だということだ。 多くのサイトはこれに加えて適切な相手を紹介する新しい方法をいろいろ実験している。 それぞれのサイトの詳細は以下に。

Consumating

Consumating2005年夏にスタートした。その後2005年12月にCNET に買収されたが、新しいインタフェースと機能を備えて先月新装開店し た。キャッチは「ダメ男じゃない相手を見つけよう (Find People Who Don’t Suck)」 このサービスではタグが大きな役割を演じている。Consumatingは明確にヒップな若い層を狙っている。ユーザーは質問に応えながらプロファイルを完成させることで自分の魅力をアピールする。大まかな年代(20代、30代など)とタグの検索によって友だちやパートナーを探す。このサイトではさまざま なコンテストや毎週開催されるクイズ大会を通じてユーザー間の懇親を図っている。 Consumatingのその他の機能として、ユーザーが設定した条件(全員、zipコード、タグなど)によってウェブページへメンバーの情報を送信するウィジェットが提供されている。また掲示板も用意されている。

Engage

Engageは「屋根の上のバイオリン弾き」式にカップルを作ろうとしている。ユーザーは通常のプロファイルを記述してサインアップするが、そこから「デートする」「仲人をする」(あるいはその双方)という役割の選択ができる。 メンバーが他のメンバーの仲人ができるというのがEngageのキーとなる特徴だ。これがこのサイトにバイラルな風味を添えている。サイトのメンバーでない人でもデート相手として推薦することができる。

ユーザーは仲人としてブラウズするときは友人を推薦できる。デート相手を探すときは逆に彼らを紹介してくれる仲人役を買って出てくれる特別な知り合 いを探すことができる。出会い探しのユーザーはお互い同士で直接コミュニケーションをとることも可能。「カップルお似合い度」投票や出会い探しのユーザー、仲人ユーザーの評価の投票ができる付加機能もある。Engageは有料サービスだが、現在6ヶ月の無料トライアル期間が設けられている。仲人だけを 希望するユーザーの利用は無料。

Google Personals

Google Base (TechCrunchの記事ここに)ではユーザーは個人プロファイル(personal profiles) を登録することができる。このプロファイルは性別、既婚・未婚の別、性的志向などが含まれ、出会い系に高度に特化している。他の機能としてはラベル(タグ)、簡単な自己紹介、居住地、匿名でメールを受け取れるアドレスのサービスなどがある。今のところGoogle Personalsは大量アップロード可能な機能が重宝がられて主にHot or NotやFindingSingles.comなどの出会い系アグレゲータに利用されている。

GreatBoyFriends

GreatBoyFriendsは2005年に TheKnotに買収されているが, オンラインデートサービスに付き物の誇張(や嘘)を排除することに努めている。友人、家族、元カレ、元カノなどがユーザー情報についてコメントを求められ る。GBFはその結果に基づいて真実でないと認めた情報は削除する。もうひとつの重要なセールスポイントは既婚者その他デート相手としてふさわしくない相手はサイトに参加できないことだ。

ユーザーは推薦コメントを参考に自分の出会い探し、あるいは友人にふさわしい相手の推薦ができる。このサイトでは推薦を勧めるために推薦をおこなっ たユーザーに月20ドルの料金を1週間分免除する措置を取っている。またサイト内で推薦されたサイト外の人間に対してユーザーアカウントが作られる。

MatchActivity

MatchActivityは新しいサイトで、デート相手の紹 介の前にデートの内容をセットするのが特徴だ。ユーザーは自分のしたい行動の計画と場所をタグづけして投稿する。投稿に対する回答(応募)のうちからいちばん気に入ったものを選んで計画を実行する。このサービスには、友達を紹介する、ユーザーの信頼性をランクづけする、特定の相手に的をしぼって招待を送る、自分のあこがれる特定の相手がデートの計画を投稿したときに通知を受ける、などの付加機能がある。行動ベースのサービスとしては、驚いたことに、日付や場所で検索を絞り込むフィルターがない、また標準的な掲示板機能がないのはこのサイトのサービスたいへん使いにくいものにし、デートを成功させるのを難 しくしている。好意的な批評はここに。 MatchActivityは無料だが、月8ドルのプレミアムサービスとしてデート内容のプランを立てる以外の1対1のコミュニケーションの機能を提供している。

MatchTag

MatchTagの中核となる活動内容のラベル(タグ)づけは MatchActivity.comと同じだが、それをより総合的なソーシャルネットワークの中に統合している。ユーザーは行動の計画(予定)を一般に公開し、それに対する回答の投稿から行動のパートナーを選ぶことができる。しかし特定の活動を共にする以外にユーザー同士で一般的なコミュニケーションを深めるための掲示板などの機能が備えられている。これはMatchTagの創立者がこのサービスをデート相手を探すだけでなくユーザーの住んでいる地区での友人づくりにも役立てたいと考えているためだ。 MatchTagにはカレンダー機能が用意されており、これはあらかじめ知っている、好きな活動だけでなく、新しい活動を発見するのにも役立つ。

MingleNow

MingleNowはBlueLithiumが提供する新しいサービスだが、まだ開始されていない。ユーザーはトップページにメールアドレスを登録しておけばアップデート情報が得られる。あるいは彼らのブログを見てもいい。ベータテスターのレポートによると、MingleNowはオンラインに加えてオフラインの社交活動の機会も提供することを狙っている。MingleNowに登録したユーザーは現実に 自分たちが行きつけの場所(バー、レストラン、カフェ、など)でグループわけされる。そこで同じグループに属するメンバーはオンラインでもオフでも交際で きる。このサイトではメンバーの「飛んでる度合い」など各種のランクづけをする機能も用意されている。実際にサービスが開始されてこのサイトを試してみるのが楽しみだ。デート相手を探す以外にも利用価値が高そうだと思う。

PlentyofFish

PlentyOfFishは創設者のMarkus FrindがASPを勉強するために始めたプロジェクトだが、たちまち非常に大規模な出会い系サイトに成長した。米国のユニーク訪問者数は月間60万人に近づいており(Comscore調べ)、運営者側では月間5億ページビューがあると主張している(Comscoreでは米国で1億1800万ページのみと集計。)デザインや使い勝手にはぎごちないところも目につくが、ユーザーがもっとも必要としている機能―個人プロファイルを無料でブラウズできる―はきちんと備えている。 PlentyOfFishは簡単な掲示板システムを用意しており、ユーザーは自由におしゃべりしたり、グチをこぼしたり、デートにあたってのアドバイスをしたりできる。このサイトは経営的にたいへんうまくいっている。

Poddater

2005年12月にこの記事Poddaterを紹介したことがある。基本的なアイデアとしてはユーザーに自己紹介ビデオを投稿させ、他のユーザーはダウンロードして見ることができるというものだ。このサービスではユーザーがiPodなりその他のモバイルデバイスでダウンロードし、その場でビデオを眺めることも想定されている。その点を別にすればこれ はプロファイルを見てコントタクトを取るという標準的なタイプのデートサイトである。ユーザーは場所、年齢、その他のタグで検索、ブラウズできる。誰かお 気に入りの相手が見つかったらメッセージを送ることもできるし、単にRSSフィードを購読して遠くから憧れていることもできる。 注: 登録されたプロファイルの多くはビデオなしだ。私の考えではPoddaterはあまりにニッチすぎて成功は難しいと思う。

Prescription4Love

このサイトについては先週記事を載せたPrescription4Loveは 耳が不自由、HIV、肥満など特別な条件のもとにあるユーザーのためのニッチサービスである。このサービスではメンバーは相手と十分に信頼関係を築くまで 匿名のままで、しかしハンディキャプとなる条件についてはオープンにしてロマンティックな関係に入っていける。 全体として、このサービスでは場所、個人的性向、ハンディとなる条件などによって検索ができるが、プロファイルをビジュアルにカスタマイズする機能は欠けている。これは写真が載っていないときに便利な補完的機能となるものだ。ハンディキャップの検索で複数の条件の検索が可能になるとよいというコメントが寄せられている。

RateOrDate

RateOrDateはメタ出会い検索サービスだ。機能にはカップルの相性ランクづけ、シングルのイベントリスト、出会い系サイトのディレクトリなどが含まれる。ユーザーはディレクトリを利用して自分の好みやニー ズにもっともマッチしたサイトを探したり、Googleマップのマッシュアップを利用して自分の近くで行われるシングル向きのイベントを探すことができる。最後にユーザーは写真と短い紹介文に基づいてカップルを組み合わせ「お似合い度」をランクづけすることができる。またこのサイトには出会い系サイトの動向をウォッチするブログがある。全体的に見て、このサイトの方針はいささかわかりにくいし、また現実の出会いに結びつく機能に欠けているようだ。

VerbDate

VerbDateは3月に開始された新しい出会い系サービスだ。このサイ トでは通常のオンラインデート機能に加えてSkypeを利用した音声会話が用意されている。Verbdateはタグを利用した普通のユーザープロファイル にFlickrのフォトアルバム機能を統合しており、またユーザーはeメールとIMに加えて、お互いに「ウィンク」することでSkypeによる会話を始め ることができる。全体として、VerbDateは物理的に離れていながら最大の双方向コミュニケーションが図れるサービスといえる。このサイトにはまだ 117のプロファイルしか登録されておらず、批判的なレビューも寄せられている。しかしまだ始まったばかりのサービスであり熟成を見守る時間が必要だろう。

Wikia Personals

Wikia Personalsは世界的 な無料のパーソナルページを作り上げるのが目的だが、まだサービスは開始されていない。現在のところ、言語、性別、宗教などの個人プロファイルをキーとして検索できるサービスという方向で議論が進んでいる。コミュニティーをベースにしたこのサイトについて進展があれば報告するので乞うご期待。Wikiaについての前回の記事はここに(日本語はここ)。CEO Gil Penchinaとのポッドキャスト対談はここに

Summary

それぞれのサイトの特徴を一覧にした表を作ってみた。実のところ、デート相手を探すことだけを求めているユーザーにはこのような客観的評価はあまり 役にたたないかもしれない。参加者のプロファイルの数が問題だとすれば、PlentyofFishがベーシックな無料サービスながら他をリードしている。 もしデート相手を探すのにもっと順序だてたアプローチを望んでいるなら、活動内容ベースで出会いを演出するサイトを試すとよいかもしれない。出会い探しと 現実の場所を結びつけたアイディアが優れているので、MingleNowに人気が集まるのではないかと予想している。上記のサイトの大半はゲイ、レズビアンに絞った検索機能を備えている。

[原文へ]

“オンラインデート 2.0: 「出会い」のための13のサイト” への6件のフィードバック

  1. […] これらのオンラインTVガイドのいいところは、ただ番組表を載せているだけでなく、ユーザーの好みや習慣を番組内容とうまくマッチさせるのに成功している点だ。その点オンラインデートサービスと似ているといえば似ている。ユーザーの出会う恋人はこの場合テレビ番組ということになる。 […]

  2. […] Techcrunchではベストなオンラインデートサービスの比較紹介をしてきた。最近はゲイの男性用サイトの紹介もしている。しかしどのデートサービスも単純で手間いらずな点では speed datingシステムにはかなわない。この方式だと短時間に多数のデートのお相手候補を見ることができる。南アフリカに本拠を置く YesNoMayB がこの方式で優秀だ。 […]

  3. […] デートサイトの膨大なデータ量はとても貴重だから、Yahoo、Match.comはじめこの分野のサイトはこれからも順調だろう。同時に多様な試みも進んでいる。こうした風変わりなビジネスモデルの中からも生き残るサービスは現れるだろう。 […]

  4. […] 昨年、ライバルがいくつか出現し(ビジネスモデルを真似たyesnomaybを見てほしい)そして多数の無料デートサイトがトラフィックに食い込むようになった。(その影響で)トラフィックが下降をたどるようになり、サイトのメンテナンス以上にこれといってすることが無い状況にディベロッパーたちは退屈し始めた。 […]

  5. OMG! I don’t know Japanese:(

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