Dapper

Dapper利用でどんなサイトのAPIも自在にクリエート

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スタートアップ企業Dapper (dappit.com)がリリースしたBlotterという新サービスが今日(米国時間8/17)ブロゴスフィアで好意的取り上げられている。blotterは、ある期間のブログの人気推移をTechnoratiデータをもとにグラフにしてくれる。僕にとって最もエキサイティングなのは、ちょうど先週スタートしたばかりの Dapperのベーシックサービス。同社が話すところによると、これはどんなサイトからも簡単にAPIを制作する方法を効率的に提供しているという。これでは、他者のサービスの表面を削り取ってしまうように聞こえるかもしれないが、同社は合法的で価値のあるサービスの提供と著作権尊重の意図を含んだサービス形成を目指している。

Dapperは、どんなサイトからでもデータを抽出できるようポイント&クリックGUIを提供。抽出されたデータはXML、HTML、RSS、メールアラート、 Google Maps、Google Gadgets、javascriptイメージループあるいはJSONなどと加工し表示できる。とてもクール。サイトのUIを徹底的に見直しテクノロジーに疎いユーザーにもわかりやすくし、著作権に関する課題も対処の必要がある。もっとも、こういったことはDapperはなかなかすごいといっているようなもの。

Dapper はCornel大学のCS(Computer Science)卒業生で、Alexa ArchiveやInternet Archiveにも取り組んだ“Jon Aizen”とCEOの“Eran Shir”によって率いられている。Aizenは、Dapperの利用を通じコンテンツ再利用のマーケットプレイスを提供するのが最終的な目標だと語った。彼の描くマーケットプレイスとは、コンテンツの製作者が、公開された作品をクリエイティブな形で再利用してもらう際に条件や価格を決定できるというもの。これは、現在ではとても深刻な交渉が必要になること。だが、Dapperを利用することにより、このようなことがもっと多くの人々に利用され、もっと簡単になる可能性がある。デベロッパーにとっても時間をセーブできると、Aizenは話してくれた。

利用方法はこんなかんじ。ユーザーはデータを抽出したいサイトを指定し、Dapperのバーチャルブラウザーを通じて見る。Aizenが、Diggを例にとり利用方法を見せてくれた。ストーリーの見出し、diggされた数とvia URLフィールドをクリック。同じサイトの別ページに行き、同じことを繰り返す。そうすることによって、Dapperは僕が関心のあるフィールドをもっとはっきりと識別することができる。それから、サイトで提供されている色々なツールを使って条件や限界を決め、それから、僕がいろいろなことに利用できるXMLフィードを手に入れることに成功した。例えば、TechCrunchストーリがdiggのフロントページに表示された時、TechCrunchストーリが10以上のdiggと検索結果ページに表示された時などにいつでもメールで通知を受け取ることなど。サイト上で制作完了後(プロジェクト編集のための24時間を経た後)、他のユーザーは僕のプロジェクトをそのままの形で利用、または彼らのニーズにフィットするよう変更、それに将来的に他のプロジェクトとのコンビネーションというのも可能になるだろう。

僕はアラートにもっとも関心を持っている。でも、他のサイトからのデータを、Google Mapsに表示したり、フィードを持っていないサイトをRSSフィードに変換したり、データ内容がイメージならスライドショーにすることも出来る。Aizen自身もGoogleのBabblefishを通じて自動的に翻訳ずみのフィードを走らせるツールを制作した、と話してくれた。とにかく可能性は果てしない。

ユーザーが自身のサーバーで利用できるよう、プライバシーとテクノロジーのライセンスは、将来を見越し検討しているという。この二つはかなり重用な鍵となるポイント。

Dapper は「サイトは主にコンセプトを証明するためのものだ」と言うが、同時にシード資金を探してもいる。それに、サービスはすでに使用可能なレベル。Dapperは、目標を高く持っており、Geocitiesが静的ウェブページに対して行ったことと同じことを、彼らは動的コンテンツの再利用に行いたいという。もし、再利用コンテンツにおいて“権利の落とし穴”を迂回するいい方法を見つけられれば(僕は可能だと思いたい)、Dapperを利用し、データと対話するきらりと光るような新しい方法がウェブ中に出現し始めるのを見るかもしれない。

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