Browzar

Browzarは単なるアドウェアブラウザか?

次の記事

ジュークボックス対応のLast.fm + Diggを目指すPartystrands

今週始めBrowzarという新しい“安全”なブラウザがリリースされたという話題で盛り上がった。InfoWorldによれば「競争の激しいインターネットブラウザ市場への最新の参入者」ということだった。製作者によればBrowzarはクッキー、履歴、入力のオートコンプリートなどの機能を無効にしているためウェブ閲覧がより匿名化され安全になるという触れ込みだった。話はあちこちに伝わり、BBCCNETSlashdotDigg, その他が記事にした。われわれのTechCrunch UKでも取り上げている。

当初からこの製品は「IEから迷惑な機能を取り除いただけで、何も特別なものではないのでは?」という疑いが持たれてはいた。しかし上記の記事はどれも調査不十分だった。Browzarはセキュリティーの観点からなんら有益な製品でないだけでなく、その“ブラウザー”はしつこくOvertureの広告ページへリダイレクトを繰り返すことによってユーザーにオンライン広告をクリックさせようと全力を挙げる製品であることが判明した。

今日(米国時間9/1)、Web3.0logは実際にこの点について追加テストを実施し安全なプラウザの新製品Browzarはニセモノだ。アドウェア満載という記事を掲載し、機能別に徹底的に調査している。

前の報道とは違って、BrowzarはOvertureの広告をユーザーに強制するように仕組まれた単純なIEコンポネントのブラウザにすぎないようだ。製作者はキャッシュや履歴のプログラムを書かなかっただけで、それを「機能」と呼んでいるらしい。起動ページや検索機能はひたすらOverture の広告へ誘導することに集中しており、ユーザーは設定を変更することが一切できない。さらに一部のユーザーからの苦情によればURLのオートコンプリート(自動補完)が正常に作動せず、ユーザーが意図しないのに勝手に広告満載のBrowzarの起動ページに飛んでしまうという。

Web3.0logは次のように結論している。「以前は悪プログラムの開発者がiEユーザーを騙して起動ページや検索ページを乗っ取るアドウェアをインストールさせようとあの手この手を尽くしたものだ。それが近頃ではユーザーが自分から進んでアドウェアをインストールするだけでなくそれを ニュースに書いている。これが本当のWEB2.0スタイルだ!」

Browzarについて自分自身で判断したいならそれもよいが、引き金を引いてしまう前に、自分がダウンロードしてきたものの内容をよく理解しておくのを忘れぬよう。

【日本語版ひとこと】
WEB3.0logによると「検索ボックスからdel.icio.usと入力するとdel.icio.usが表示されず“Find Delicious on eBay“のような妙な結果が出る。ステータスバーをよく見るとwww6.overture.comに飛んでいる」とのこと。

[原文へ]