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オープンソースのライバルとの競争、徒労に終わる

SlideShareは、今朝(米国時間10/4)スタートしたYouTube風のインタフェースを通じてパワーポイント または Open Officeプレゼンテーションのファイルをアップロードして共有する新しいサービス。

固定 URL を割り振られウェブ上に保存されたパワーポイント 文書 (あるいはどんなオフィス文書でも)というのは、非常に貴重な資産だ。相手にメールで送ったりUSBドライブに入れて持ち歩いたりする必要がなくなる。ブレゼンテーション文書は簡単に共有できる (パーミッションコントロールを通じて比較的安全に保管される)。

オンラインPower Point 文書の使い道は無数にある。セールストーク、講演・講義、会議のプレゼンがずっと簡単になるし、プレゼンをインターネットに永久的に記録して後日参照することができるようになる。

現在WebExとそのライバルのサービスがリモートプレゼンのニーズをある程度満たしているわけだが、オンライン・ストレージとアーカイブは提供されていない。われわれはリモートプレゼン分野では過去にDimDimTeamSlideを紹介してきた。

一方、オンライン・パワーポイント/プレゼンテーション・サービスはこの問題に別の角度から回答するものだ。基本的なプレゼンテーション製作ツール(と場合によってパワーポイントファイルのアップロードツール)が提供される。またアップロードされたファイルには固定URLが与えられ、アーカイブと共有がサポートされる。Zoho ShowEmpressrThumbstacksの紹介記事を参照。

しかし、このオンライン・プレゼンテーションというアプローチにおけるひとつの問題は、FlashまたはAjaxを利用するという制約のなかで、オンラインでプレゼンテーションを制作するツールを開発するのが難しいことだ。われわれのレビューでも、これらのツール開発にたいへん大きな努力が払われているのを見てきたが、それでもデスクトップ版には機能が及ばない。一方でプレゼンテーションのインタフェースそのものにはさほど注意が払われない傾向があり、その結果は完璧というには遠いものとなっている。

SlideShare はこの点、少なくともZohoのようなオンラインプレゼンテーションの機能がデスクトップ・アプリケーションなみになるまでは、理想的な解決のように思える。私はPower Point のプレゼンのアップロードをテストしてみたが、数秒で実行できた。さらに数秒後にはその結果をオンラインで見ることが可能になっていた。下にエンベッドのテストを載せてある。

しかしこのサービスにはいくつもの制限がある。20 MBより大きいファイルは扱えない。共有やプライバシーについては選択肢がないし、プレゼンテーションのファイルそのものは製作者側からも閲覧者側からもダウンロードできない。いったんファイルをアップロードした後編集することができない (その機能はあるのだが、私が試したところでは変更をちゃんと保存できなかった)。Slideshare側ではファイルサイズに関する限界は早急に改善するとしている。またプライバシー、共有のオプション、ダウンロード機能も近く追加されるという。

プラスの側として、ファイルにはタグづけができる。閲覧者がコメントを残せる。それぞれのスライドは固有のURLが割り振られて参照できる。たとえば、上に掲載した私のプレゼンの2枚目のスライドはこれだ。 (プレゼンのファイルのURLに/の後にページ番号を付け加えるだけでよい)。もしサポートされていない種類のプレゼンテーションソフトを使っている場合(Apple用Keynoteなど)、PPT フォーマットで出力、セーブしてからSlideShareにアップロードすればよい。

SlideShare はシンプルで作動が早く、きちんと機能するし、Creative Commonsを含む各種の著作権オプションにも対応している。私自身これからのカンファレンスではプレゼンの記録・保管のためにこのサービスを使っていくつもりだ。また、もし自社のプロフィールを紹介するプレゼンテーションをTechcruch上で公開することを希望する企業がある場合、ファイルを送ってもらえれば、われわれはTechCrunchの紹介記事中でSlideShareを利用して公開する

SlideShareを紹介し、企業のセールストークをSlideShareを利用してTechcruch上で公開するというアイディアを提供してくれたRoss にお礼を言いたい。

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