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天候保険WeatherBillで天気に賭ける

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2007年版: これなくしては生きていけないWeb 2.0企業15社

元Google社員のDavid Friedbergがサンフランシスコを拠点に、WeatherBillという野心的な新サービスをここ数週間以内にローンチする。今その準備を進めているようだ。

WeatherBillは一般消費者向けのサイトではない。これは複雑な天気予報アルゴリズムを応用して天候に関する保険を個人や企業向けに販売する一種のeコマースサイトである。 企業向けに販売、と言ってもWeatherBillの保険は別に事業を営んでいなくても購入できる。ユーザーは単にクイックキャッシュ目当てに、ある地域の天気がどうなるか、賭けることができるのだ。

この“天候保険”というのは作成が難しく、カスタマイズするのはもっと難しい。

Enronは天候連動証券―価格が実際の天候に連動して上下する証券を売り出したが、2001年にEnronが破産してすべてはおしまいになった。今日、巨大エネルギー企業は、お互いにリスクヘッジのために、最高気温や最低気温に連動する天候保険の一種を売買しているが、部外者はまったく入り込めない世界だ。

そこでWeatherBillの登場となった。これなら誰でも特定の地域における天候保険が購入できる。Google Mapのマッシュアップ(下の右側のスクリーンショット)を利用して、希望する気象台を選んで、暑い、寒い、雨、乾燥など保険を掛けたい天候の種類とその日数が選べる。温度や降水量はユーザーがそれぞれ度、インチ単位で指定することができる。

たとえば、もし2007年3月のサンディエゴで、ひどい雨の日(降水量1/4以上)1日について100ドルの支払いを受けたいとするなら、保険料は370ドル64セントとなり、最大3千ドルまで支払いを受けることができる。すべての条件は変更可能なので、ユーザーはAjaxインタフェースを通じて、降雨量を増やしたり、一日に受け取る保険金額を増やしたりできる。契約は支払い金額最低1ドルから作成可能。

Friedbergが私に語ったところによると、WeatherBillはそれぞれの気象台ごとの地域について2万年分の毎日の天候シミュレーショ ンを行って自身の保険金支払いリスクをヘッジしているとのこと。それに加えて、WeatherBill自身が複数のヘッジファンドを利用して再保険をかけている。その結果、天候の結果がどうなろうと、WeatherBillは確実に利益を生み出せる。あとは保険が売れさえすればよい。

WeatherBillはゴルフコース、映画館、テーマパークなど毎日の天気に売り上げが大きく左右されるビジネスの所有者に役立つだろう。 Quickbooksその他のオンライン会計ソフトにWeatherBillを組み込んだら多くの小企業にとって便利ではないかと思う。

保険購入に求められる唯一の条件は、購入者が適格投資家―つまり総資産が100万ドル以上―であること。ユーザーはアカウントの開設にあたってこれを証明しなくてはならないが、継続的に資産状態を報告する必要はない。

WeatherBillはシリーズAの資金調達を NEAIndex Ventures他いくつかのエンジェル投資家から取り付けている。近日ローンチに注目。編集部が入手したスクリーンショットも「続きを読む」の後においておこう。(注: 開発初期のデモ版なので、ローンチ時には変更されている可能性大)。


“天候保険WeatherBillで天気に賭ける” への1件のコメント

  1. […] この会社のことは2週間前、まだプライベートベータテスト中に書いた。WewtherBillは、Eコマースサイトを複雑な天気予報アルゴリズムを組み合わせて、天候保険を個人や企業に売っている。 […]

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