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Microsoft対Wikipedia、第2ラウンド

wikipedialogo昨日(米国時間1/24)、われわれはMicrosoftの社員がブロガーに金を払ってMicrosoftが不当と考えるWikipediaの記事のページを編集させた件について報告したが、Microsoftの広報担当は、事実関係について次のように説明している。

広報担当のCatherine Brookerは次のように述べている。「 この記事はオープンソース標準の強い支持者であるIBMの社員によって主に書かれていたと思う。MicorosoftはIBMにこの点について質問したがすぐにコメントを得られなかった。」

Microsoftは間違いのあった記事をWikipediaのボランティア編集者が正すことを期待したが、無駄だったので、知識のある第三者の専門家にこの記事について変更が必要かどうか判断し、必要ならWikipediaを編集することを依頼する他なかった。Microsoftは記事の変更が有効となる、すなわちWikipediaの他の執筆者によって〔不当な変更と見なされて〕無効とされないためには、第三者に依頼することがどうしても必要だったと考えている。」

これが今のところMicrosoftが行っている説明である。つまりWikipediaの通常の手続きを踏んで訂正の努力をしたが、無駄だったので止むなく自衛のために極端な手段を取らざるを得なかった、というわけだ。

ところが問題は、昨日われわれが指摘したとおり、Wikipedia記事のノート(discussion)ページでMicrosoftが記事の訂正を求める努力を払った形跡がまったく認められないことだ。

われわれは今日、Wikipediaにこの点について質問してみた。特に、MicrosoftがWikipediaないしWikipediaコミュニティーに対して、問題の訂正に関して何らかの適切な申し入れを行ったことを知っているかどうかを尋ねた。匿名の関係者からの返事は「ノー。そういった申し入れについては知らない。電話もなかったし、それ以外にも何もなかった。」というものだった。

Microsoftの主張を裏付ける証拠が得られないので、MicrosoftはWikipediaコミュニティーに直接働きかけるという重要なステップを―行ったと言っているものの―実際には抜かしてしまったのだろうと推定されても仕方がない。私はBrookerでも誰でもいいが、Microsoftの広報担当に、金を払って記事を変更させようと試みる前に、Wikipediaに接触した事実があるならその証拠を提示するよう求めたい。

しかし別の面では、Microsoftはある意味で重要な点を突いているともいえる。Wikipediaには、ある問題について語れる資格がある専門家が、〔当事者とみなされて〕まさにその記事を書くのに歓迎されざる人物であるといういささか奇妙な矛盾がある。(しかし彼らが取った手段に関しては実に後味の悪い思いをさせられたが)。Nick Carrがこの事情をうまく要約している。「どうやら、あるテーマについてはっきりした意見を持てるほど十分な知識のある人間はWikipediaの記事を書くのを歓迎されないということになっているようだ。」


アップデート:
以下コメント#3ー#5を見てほしい。今回の件が起こりつつある以前に、該当記事のディスカッションエリアに書き込まれたMicrosoftコメントを一つ(たった一つだが。そして、今回のストーリーが明らかになってから数日の間に書きこまれたその他のコメント)発見。ディスカッションページには何千というコメントが書き込まれ、大半のものは所属企業など関係は明らかでない。これ以外のMSコメントを見つけたら、どうかお知らせ願いたい。ところで、これで、ODF(Open Document Format)とOOXML(Microsoft Office Open XML)について、今までに知りたいと思った以上に知ることになった。

原文へ

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