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Bolt、Universal Musicへの賠償金支払いのためGoFishに身売り

ビデオ共有サイトの Bolt.comは、小さいがもっと資金が潤沢なGoFish編集部より警告:現在日本からこのリンクにアクセスした際に、危険なファイルがダウンロードされるとセキュリティーソフトにより警告されることが分かっております。不審なダウンロードを促すポップアップ窓が出た場合、タスクマネージャーからブラウザをシャットダウンするのが安全です。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。) に身売りした。原因はBoltがUniversal Music Groupと和解した著作権侵害の賠償金支払いのためである。今日(米国時間1/11)、New York Timesがこのニュースを伝えた。Bolt買収の価格は推定で$30M(3千万ドル)に上るGoFishの株式で支払われたもよう。発足以来3年になるGoFishは昨年10月、ビデオ共有サイトとして初の株式上場を果たしている。GoFishはライセンス契約のもたらす収入をやっと得始めたところだが、金曜日の終値は6ドル弱、株価総額は$134M(1億3400万ドル)に上っている。

Boltの和解の内容はキャッシュ、株、広告枠などを含めて数百万ドルで、侵害1件ごとに15万ドルというUniversalの当初の要求よりははるかに少ない金額とみられる。

買収した会社GoFishは、大成功を収めているデートサイトPlentyofFishとは別物だが、最近トラフィックが急増している。昨年12月には140万ユニーク訪問者だったが、先月が600万に増加したと報告されている。Boltは月間500万以上(Comscoreのデータ)のユニーク訪問者があり、このトラフィックを元手に昨年は$7M(700万ドル)の収入を稼ぎ出している。一方のGoFishはまだ収入はないが、より潤沢な資金がある。この会社はPaloAltoの投資会社Global Asset Capitalの支援で誕生している。

Universal MusicはBoltと、すでにSonyに買収されたGrouperの両社を昨年10月著作権のあるミュージックビデオを不法に掲載したとして訴えた(われわれの記事)。翌月、UniversalはMySpaceを訴えて、 MySpaceがユーザーが投稿したビデオを再エンコードしたことが著作件侵害への荷担になると主張した。NYT紙は、今夜、UniversaltとNews Corp.あるいはSONYとの間に和解の交渉は一切行われていないと報じた。この訴訟はDMCAの「セーフ・ハーバー」条項、すなわちウェブサイトが著作権者の要求に応じて不法なコンテンツを削除すればそれ以上の責任を免れるとする条項の解釈のテストケースになると見る向きもある。この主張は、従来からコンテンツを掲載するサイトの弁護に標準的に用いられてきた。しかし、裁判所によるこの条項の踏み込んだ解釈はまだほとんど行われていない。

BoltのCEOは今晩「買収はBoltの株主にとって経済的に辛い経験となったが、法律的な状況によりやむを得なかった」と述べた。SONYとNews Corp.がUniversalと友好的な和解ができれば、ビデオを利用する一般消費者も含めて、あらゆる当事者にメリットがあるだろう。UniversalはGoogleの買収の直前にYouTubeと契約を結んでいる。この契約の一部は、YouTube側で著作権のあるコンテンツを自動的に検出する技術を開発するという約束に基づいているが、この約束はまだ実現していない。

BoltとGoFishの両社は、著作権のある音楽コンテンツを自動的に検出する同じようなシステムを開発するとしている。こういう約束に何か意味があるとしても、どれほどの資金、時間、創造性がコンテンツの監視というつかみどころのない目的のために浪費されることになるのだろうかと思わずにはいられない。Boltの今回の身売りは、DRMがまさに息を引き取ろうとしながらも起業家の夢をまた一つ潰してしまった例だ。

NewTeeVee reportsのLiz Gannの記事によると、BoltのCEOは今、ビデオ共有はもはや興味あるビジネスではなくなったとして、ビジネスをコンテンツ制作に移そうとしているという。彼がこう述べるようになった経緯は理解できるが、やはり悲しい結末と思える。しかし、これが市場の成熟の結果であるならば、事態はこれより悪くなることもあり得たわけだ。将来、GoFishとBoltから興味あるニュースが生まれてくることを期待したい。

Marshall KirkpatrickはSplashCast社のコンテンツ担当ディレクター。Michael Arringtonが出張中、TechCrunchの編集を援助する予定。

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