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FeedBurner、主要RSSの「ユーザー活用度」レポートをリリース

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RSSの大手ベンダーFeedBurnerは、市場における主要なRSSリーダーのベンダーの相対的マーケットシェアについて興味深いレポートを今朝(米国時間2/22)発表。データは単なる購読数を示したものだけに留まらず、FeedBurnerがより重要だと考える「購読者による実際の活用」状況に重点を置いている。

その「実際の活用状況」だが、2つの方法によって計測されている。「ビュー」と呼ばれるフィードのアイテムがロードされ、リーダー中に表示された回数、それに、「クリック」と呼ばれるフィードのリンクがクリックスルーされた回数。TechCrunchを例にとると、フィードリーダーにログインし購読している人は、現在約30万ほど。しかし、TechCrunchのフィードを閲覧する人はその一部に限られる。僕自身、実際にはほとんど読むことの無いフィードを多数購読している。FeedBurnerの「実際の活用度」を計測する方法は、そのようなフィード購読をアクティブな読者層から解析しようという試みだ。

リーダーによる実際の活用度という面で勝利を得たベンダーを見るのは面白いし、またレポートされた統計数が持つ広義的な意味合いを見るのも面白い。詳細、ディスカッション全文は「続きを読む」の以下にある。(フィードリーダーで読んでいない人たちだけに向けたものだけれど!)

このストーリーの要点はGoogle Readerがどこからとも無く現れて、アクティブなRSSユーザーのハートをがっちり掴んだことにある。


ビュー


ビューにかけては、Google Readerは控えめながら整然と59%のビューを占め、リーダー的存在であることが一目でわかる。これは、FeedBurnerがフィードを発行した際、その59%の場合はウェブベースのアグリゲーター、この例ではGoogle Readerアカウントに表示されたということだ。驚くべきことだ。Google Readerは先週から購読者数をFeedBurnerにレポートし始めたばかり。FeedBurnerによると、あらゆるブロガーが平均53%の購読者数の伸びを見たという。このデータは、(Google Readerの)サービスがリニューアルされて以来ほんの短い期間で、ほかのベンダーを追い上げて、「ユーザーの活用度」を向上させた(つまり、Googleユーザーが、購読しているフィードに実際にアクセスするのは、他のフィードベンダーに比べ遥かに多い)ということを示している。Google Readerはオンラインフィード読者市場を手中に収めたに等しい。

Bloglinesが、おそらく驚くことでもないが33%のビューで2位につけている。オンラインリーダーとして、すばらしい機能を持つものの、契約の邪魔をするようなパフォーマンス関連の課題で長く苦しめられているNewsgatorが3%のビューで3位に続く。同社のデスクトップフィードリーダーであるNetNewsWireとFeedDemonはサービス提供期間も長く、より安定したサービスであることから、おそらく、はるかに大きなパーセンテージを占めるのではないかと思う。また、Newsgatorはチャート中のトップフィードリーダーで唯一エンターブライズ版、フィードリーダーサービスを提供するもの。同社がエンターブライズ関連サービスに注目しているのは明らか。もっとも、エンターブライズ市場でのRSSの導入はスローテンポだが。(アップデート: NNWとFeedDemonはNewsgatorオンラインと連携したためここにデータとしてカウントされていた。これは、思わしくない兆候だ。念のために言っておくと、僕はNetNewsWireとNetvibesを一緒に利用するほうが好ましいと思っている。)

ビュー関連でのその他の興味深い数字は、チャート中、NetvibesとLive.comのみが゛スタートページ”だということ。あらゆるコンピューターユーザーのスタートページであるはずのMicrosoftのLive.comにくらべ、Netvibesは3倍の数を獲得している。

クリック


FeedBurnerが今朝提供している二つ目のデータは「クリックスルー」。が、このデータに深い意味があるとは全然考えていない。あるパブリシャーは全文フィードを提供せず、記事全文を読むためにはクリックスルーを必要としているものもある。しかし、もっとも人気があるリーダーはその必要がない。MyYahooのようなスタートページとGoogle、BloglinesあるいはNewsgatorでのユーザー行動は異なるため、これらのクリックスルーの比較は種類の異なる二つのものを比較するようなものだ。当然だが、MyYahooはRSSクリックスルーの中で過半数を占める(54%)。MyYahooは膨大な数のユーザー層を持つ上、クリックスルー以外に記事を読む手だてがないのだ。Google Readerは2位。おそらくその莫大な数と「ビュー」を経由しての活用度の高さの結果だろう。

フィードの多様性

レポート中最後のデータは各ユーザーエージェントにより購読されているFeedBurnerのアクティブフィードのパーセンテージ。76%という割合で、Google Readerユーザーの購読数が最多なのがはっきりわかる。データ中、51%のMyYahooが(2位の)Bloglinesに引き続き3位に入っている。ということは、FeedBurnerで発行されたフィード中49%はMyYahooリーダーを一つも含まないということだ。Firefox Live BookmarksそれにIE 7は各々33%、21%となっている。言い換えれば、ブラウザーベースのフィードを利用した購読は主流ではなく、また多様性に富むとも言い難いということだ。

まとめ

この中で計測されていないRSSユーザー行動とはどんなものがあるだろうか? モバイルフィード利用についてはまったく認識されていない。多分、市場に出回っている大半のサービスは一般的に活気がなく、利用数も少ないということがあるだろう。また、多種多様なタイプのフィードがこの調査に含まれていない点に留意することも重要だ。メディア(コンテンツ)購読のためのiTunesを含むデスクトップフィードリーダーは、ここには含まれていない。FeedBurnerはブログやニュースフィードによく利用される傾向がある。しかし、RSSの利用可能な方法はこれ以外にいくらでもある。FeedBurnerが取り扱わないため[利用状況を]追跡不可能ものには、検索クエリーフィードから天気予報、郵便物の追跡まで各市場それぞれに重要なフィードが存在する。

ほんとうのところ、RSS利用はまだ初期段階にあり、利用例の大半はFeedBurnerの分析によるところが大きい。このレポートを読んで、これからもますますこの手のデータを入手してみたいと思った。

(このデータを見て)もっとも直接的なメッセージというのは、リーダーによる実際の活用と、それに数字を見る限り、Google Readerが、こつ然と出現し、今では疑いようもなく市場のチャンピオンだということかもしれない。Bloglinesそれに、ある意味MyYahooは重要な位置を占めているし、Netvibes(の健闘)は賞賛に値するものだ。それ以外のサービスは、消費者向けのウェブベースのフィードリーダー市場において、比較的マイナーなプレイヤーだと言えるだろう。

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