SXSW報告~Dodgeball vs. Twitter

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「South by Southwest 2007」カンファレンスも無事閉幕。やっと時間ができたので、今日はイベントで最もホットな話題を振りまいた2つのサービス、TwitterDodgeballを紹介したい。

どちらもフレンドリストを作ってメッセージが流せるサービスだが、TwitterはIMやSMS、ウェブベースのクライアントを通して自分のス テータスをアップデートできるのに対し、Dodgeballは現状SMSオンリーだ。いずれも外出先から大勢の友だちの意思疎通がコーディネイトできるよ う独自のアプローチを提供している。一人にメッセージを送るとリストの全員に流れるので、自分が今どこにいて何を考えているのか、何でもみんなに告知でき る。また、友だちからのアップデート情報もIMやSMS、ウェブ経由で受け取ることができる。

SXSWではTwitterの方が優勢だった。どんな企業よりもみんなの話題になっていたんじゃないかな。まあ、騒がれたからといってベターとは限らないし、他より目立ったというだけだが。目立った理由のひとつにはTwitterがコンベンション会場のいたるところに大型LCDを設置してSXSWのメッセージを流したこともある。参加者のコメントが次々流れてくるのは、見ていてとても面白かった。 ただTwitterの場合、アピールする層は限られているような気がする。SXSWのようなイベントで見るとクールだけどもコンベンションや祭典のような舞台設定から一歩離れたら、使い道は限られてくるだろう。

要はステータスが自慢できるFacebookなのだ。いろんなルートでステータスが更新できるというだけで、結局はFacebookのサービスとやってることは同じ。Facebookと違うのは、やり取りを行う上で単数の「is」の前提がないことぐらいだろう。

Dodgeballの場合は、まあ、少なくとも全く新しいタイプの使えるサービスを提供している。サービスはGoogleアカウントのブランケット経由で 利用できるし、扱いはもっとシンプルだ。ステータスが更新できるのはSMSだけ。でも、これは現在位置がメインなのでこれで問題ナシだろう。 “@現在位置”のメッセージをDodgeballに送ると全リストに通達が回り、場所が分からない人は“現在位置?”とクエリーを送るとアドレスが送られ てくる仕組み。

それとDodgeballでは「事故情報(crushes)」機能が面白い。 これはチェックインの際、自分中心に半径10ブロック圏内で事故があると、システムからメッセージが送られてきて、近くで事故が起こったことを知らせてく れる機能だ。 どこで誰が事故ったか、までは分からないが、カメラフォンを持っているユーザーがたまたまそばにいれば気になる現場の写真が転送されたりする。面白いダイ ナミックだが、どこまで利用が広まるかは分からない。 Dodgeballではさらに、友だちの友だち(friend-of-a-friend=FOAF)まで同じコンタクト状態を広げることができる。
個人的にはこの分野でベストなプレーヤーは今のところDodgeballだと思うが、Facebookの存在も無視できない。これら2サービスに比べユーザー層が遥かに大きいので、あまりややこしいことになる前に適当な機能を導入し、市場を独占してしまうことも考えられそうだ。

Dodgeball とTwitterは都市部の住民にとっては面白いサービスだ。当面は新たな動向を見守っていきたいと思う。
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