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37Signals、他社をDeadPoolに追い込む

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オーケー、タイトルは少しばかり大げさかもしれない。しかし、37Signalsは、ディベロッパー達に対して「ソフトウェアは有料にするように」とここ数年間勧めている。そして、「ソフトウェアを(有料提供する代わりに)無料で提供してもビジネスとして成功できる」という意見の持ち主を批判 している。少なくとも現時点までは、37Signalsのモデルは上手く機能している。しかし、サービス開始時にすでにコモディティ化しているようなサービスを、有料で提供しているスタートアップが存在してしまったのは、彼らの影響が原因と言ってもよい。これは自殺的な行為だ。

このアイディアによる最近の犠牲者には、購読料ベースのオンラインRSSリーダーを提供する「Feedlounge」があげられる。同サービスは2005年にサービス開始日本語)、月額購読料制でウェブベースのRSSフィードリーダーを提供。当時、無料で同種のサービスを提供するライバルが多数存在した。その中には市場で圧倒的な強さを見せたBloglinesやNewsGatorも含まれる。FeedLoungeは、ライバル各社に比べて、スピーディでわずかばかり優れたサービスの提供で、ニッチ市場に食い込むことを計画していた。

FeedLoungeリーダーは、良くできてはいたが、素晴らしいというものでは無かった。しかも、われわれが2006年半ばにRSSリーダーのサービスをレビューした際には、比較対象となったサービス中で中間レベルにランク入りした。しかし、FeedLoungeは最後まで自社のビジネスモデルを守り抜いた。TalkCrunchのポッドキャストインタビューで、ファウンダーのAlex Kingがビジネスモデルについて弁護する様子を聴いてみてほしい。

FeedLoungeは、2ヶ月前にすでにサービスを中止、ユーザー全員の購読をキャンセルした。そして、今に至るまで誰もこのことに気付かなかったようだ。これで、FeedLoungeはデッドプール入りとなった。もっとも、この先いつか無料サービスとして復活することもあるかもしれない。

もし、自作ソフトウェアを有料でリリースできる立場にあり、それに、市場を独占するつもりがないのなら、もちろん有料化にすれば良いと思う。しかし、ソフトウェア制作に時間と労力を注いだからという理由だけで、「ソフトは有料でなければダメだ」というアイディアをむやみと信じて、ビジネスモデルを決定すべきではない。そして、すでにコモディティ化につれて無料化が進んだビジネス分野(ここで指すのはオンラインフィードリーダー市場)に有料サービスとして参入しようというのは、正気の沙汰ではない。

サービスを無料化するというのが常に正しい決断とも言えない。 「はじめから、市場に参入しないという」決断が正しいケースというのもしばしばだ。しかし、37Signalsが「サービスの無料化は愚かだ」と言うからといって、レミング行動のような自殺行為をとり、崖っぷちを歩かなければいけないということはない。

Smaran、ストーリーを教えてくれてサンクス。

[原文へ]

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