グーグル、Facebook潰滅のXデーは11月5日

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昨日(米国時間9/20)、業界の名だたる権威15人前後がマウンテンビューのグーグル本社で極秘の会議に出席、同社が近く行う“Facebook問題”提起の具体策を話し合った。

会議は超極秘。出席者は全員、会議で見たものを一切外部には口外しないよう守秘義務契約書(NDA)の機密条項に署名を求められたほどだ。このNDAを破り、オフレコでそのうち3人からグーグルが何を計画しているか、話を聞きだした。グーグルの目的、それはあのFacebook プラットフォームでさえ敵わないほどオープンになってFacebookに対抗することだ。仮にFacebookが98%オープンだというなら、グーグルは100%オープンでいく。

短くするとこうだ。グーグルは来る11月5日新API一式を発表する。これでディベロッパーはGoogleのソーシャルグラフのデータをレバレッジすることが可能となる。とりあえず第1弾はOrkutとiGoogle(グーグルのトップページのパーソナライズ版)。そこからGmail、Google Talkなど徐々に他のグーグルのサービスにまで拡大していく。

11月5日にはおそらく、Orkutのソーシャルグラフ情報をレバレッジしたサードパーティーのiGoogle対応ガジェットが登場するだろう。これはグーグルの計画してい中でも、最も基礎的な実用例である。その先はもっとたくさんのことが起こる。例えば、Orkutのデータをグーグルから外部に引き出し、APIでサードパーティーのアプリケーションに移せるようになる…といったことも可能に。さらにグーグルはサードパーティーもプラットフォームの逆エンド…つまりソーシャルネットワーク各社(これはBebo、Friendster、Twitter、Diggなど数千ものネットワークのことと考えていい)でパーティーに加われるようにして、同じAPIを使って開発者もユーザー情報にアクセスできるよう計らうことも検討中という。

これは、ことによるとキラー戦略になる可能性もある。Facebookの場合、そのプラットフォームではFacebook本体の上にサードパーティーはアプリを構築することができる。ところがグーグルがもしかして計画しているのは、もっと桁違いにオープンなことだ。つまりサードパーティー各社はデータを押し込んだり引き出したり、グーグルと非グーグルのアプリに出し入れが自由になるのだ。

長期的に見てグーグルは、Orkutをソーシャルグラフ情報の最初のメインソースとして、自社サービスのスイート全体の上にソーシャルのレイヤーを追加する気なのかもしれない。先にも書いたように、そうした上でサードパーティーのネットワークをバックエンドに追加する可能性もある。ソーシャルネットワークは、より大きな流通とアテンションを得たいならこれに参加する以外に、選択の余地はない。

本プロジェクトにグーグルは主砲クラスの強打の打者を大量に投入している。Amar Gandhi(この会議には参加しなかったみたいだ)は肩書きこそ“Orkut製品マネージャー”と地味だが、元々はマイクロソフトでソーシャルネットワーキング機能をVistaに統合しようとして実現できなかった人。Brad Fitzpatrickは8月にグーグルに移ってくるまでSix Apartのチーフアーキテクトをやっていた。グーグルの事業を可能な限りオープンにする部分は、この彼が総括する。Patrick Chanezonはグーグルのエバンジェリストとして猫の群れを先導していく役回り。

このFitzpatrickが書いたソーシャルグラフの関連エントリに多くの人が目ざとく気づき(前の段落でリンクしている)、点と点を結んでいった先に新勤務地グーグルが浮上、そこから「グーグルがこの領域でなにやらどえらい大きな、大きなことをやっているらしい」という噂が広まった。噂が本物と分かった今、グーグルがローンチの日取りを変えない限り、11月5日にはそのどえらい何かの始まりが見えてくるはずだ。

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