サイバー戦争、中国が西側諸国検索サイトに宣戦布告

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war.jpgわれわれがすでにお伝えしたように、中国国内でGoogle Blogsearchへアクセスを試みた場合Baiduサイトにリダイレクトされる。さらに最近では、中国国内での主要検索エンジンサイト3つをブロックし、すべての検索リクエストをBaiduにリダイレクトしているという新たなレポートが現れた。

Digital Marketing Blogは「Yahoo.comとサブサイトへのリクエストがBaiduへリダイレクトされる」とするエントリを掲載。Google Blogscopedフォーラムでは、Yahooのストーリーや、Googleに関するわれわれのエントリも認めた上で、Live.comもBaiduへとリダイレクトされると指摘している。YouTube.comも同様だ。

この動きの背後には、アメリカ大統領George W BushがDalai Lamaを表彰したことが関係するのではという声もあるが、確認はできていない。

私は「中国はファイアーウォールを検閲目的のツールとして利用するとだけでなく、経済的なツールとして利用しているのでは」という可能性について書いた。 現在のUS検索サイトの一斉閉め出しの背後にある部分的な理由は検閲かもしれないが、Baiduへのリダイレクトには経済的な動機が考えられる。もし、中国政府が検閲に限って真剣なら、ページが見つからない/ブロックされているなどとするメッセージを掲載したページを表示するだけでよいはずで、Baiduサイトへとユーザーを誘導する必要はないはずだ。中国政府は明らかに検閲体制を中国拠点(しかしNASDAQ上場)企業の経済的な利益へと利用しているのだ。もっとも、アメリカ政府は、中国も最近メンバーに加わったお粗末なWTO(アンティグアの件を覚えている人は?)のメンバーだが、不服を申し立てるべきだろう。中国は西側諸国に対し自由でオープンなアクセスを求めている。その一方で、今では、単に西側各国のサイトをブロックするだけでなく、中国拠点サイトと競合するサイトへのトラフィックを(中国を拠点とする)サイトへと誘導しているのだ。

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