IBMのBlue Cloudは、ウェブコンピューティングの別名

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My blue day
オリジナルのアップロードは LuneValleySnapper

IBMは、あのWeb 2.0魔術を少しでもいいから欲しいようだ。今日(米国時間11/15)のBlue Cloudの発表でそれを感じた。Blue Cloudというのは、“クラウドコンピューティング”の製品ラインで、2008年第1四半期に企業顧客向けに提供が開始される。もちろん、クラウドコンピューティングというのはウェブコンピューティングを言い換えただけだ。何やら大量のサーバ群や巨大ストレージにインターネットスケールのアプリケーションと使い方がサポートできそうな感じがする。

Amazon、Google、Yahoo、Salesforce.com、どれをとっても、消費者や企業向けにすでに存在するクラウドコンピューティングの実例だ。主として特定のアプリケーションの形をとっているが、Amazonは一連のウェブサービスを提供していて、これは汎用のクラウドコンピューティング製品、即ちコンピューティングパワー、ストレージ、コミュニケーションなどを集めたものだ。Salesforce.comでさえ、クラウドコンピューティングのインフラをAppExchangeを介して他社に提供している。IBMが競合に困る心配はない。

Blue Cloudは、多くの企業データセンターとは違って、分散コンピューティングのアーキテクチャーがウリ。ベースになっているのは、オープンソースプロジェクトのHadoopで、これはたくさんのコンピュータ群にわたってコンピューティング資源を管理するもの。Hadoopにはオープンソース版のMapReduceが含まれていて、これはGoogleが世界中にあるサーバーに効率よくコンピューティング作業を分散させるのに使っているソフトウェアと同じものだ。

つまり、IBMはこの巨大スケールのコンピューティングアーキテクチャーを企業ユーザーに提供することになる。これは、企業アプリケーションにとっても都合が良い。なぜならば、この手の分散アーキテクチャーはWeb 2.0アプリにぴったりで、そういうアプリはすでに企業に侵入を果しているからだ。あとはIBMがどうやってBlue Cloudを実現していくかだ。世界中にある自社のホスティング用サーバー上で展開するのか、大企業のCIO[最高情報責任者]に、社内のデータセンター上にミニGoogleを作るやり方を教えるのか。

私の予想は、両方をちょっとづつ、だ。

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(翻訳: Nob Takahashi)