Warner Musicのボス― 「われわれは間違っていた」

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edgar-bronfman.jpg音楽業界の人間もとうとうやり方の間違いを認めるようになってきたのだろうか? 水曜日、マカオのカンファレンスの壇上で椿事が起きた。Warner Music Groupの会長兼CEO、Edgar Bronfmanが「音楽産業は居眠り運転をしていた」と述べたのだ。

Bronfmanは「GSMA Mobile Asia Congress」で、聴衆に向かって、携帯電話会社は音楽産業が陥ったのと同じようなミスを犯さないよう警告した。

われわれは自らを欺いてきました。…われわれのコンテンツは昔どおりで何の問題もないと思い込んでいたのです。〔インターネットによって〕世界が対話的になり、常時接続され、ファイル共有が爆発している中、われわれのビジネスには何の影響もないと気楽に信じていました。それはもちろん間違いでした。どのように間違っていたのか? じっと立ち止まっていた―対応が氷河のようにのろのろと遅かったことによって、消費者が求める―そして他所で手に入る―ものを提供することに失敗し、われわれは心ならずも消費者を敵に回して戦争を始めてしまいました。その結果はというと、もちろん、消費者の勝利です。

音楽産業が現在までにやってきたこと、つまり消費者の選択の幅を制限しようと試みる行為、を「消費者との戦争」と認識していたことをBronfmanが認めたことは注目だ。これは率直で正直な告白で、音楽産業にとっては過去の罪を清算して前進する第一歩となるだろう。もちろん一人の人間の発言で音楽産業全体にいきなり雪崩のような変化が巻き起こると期待するわけにはいかないが。とはいうものの、少なくとも一人が現代の市場の現実の理解に目覚めたのはよいことである。

(via MacUser

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(翻訳:Namekawa, U)