グーグル研究部門トップNorvigが自然言語検索をクサす

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googleogo4.gifグーグルは自然言語検索など当分やりそうもない。 Powersettrue knowledgeのような新興企業が注目を集める中、グーグル研究部門トップのNorvigが世の中の人みんなが検索ボックスに全文入れると思ったら大間違いだと、自然言語検索の概念をミソクソにこき下ろした。Technology ReviewのQ&Aでこう話している。:

キーワードの代わりに質問やなんかをタイプできたところで大した進歩ではないと、われわれは思いますね。 「フランスの首都はどこですか?」とタイプしても、「フランスの首都」とタイプして得られる以上の結果は得られないでしょう。

全くその通りだが、氏はこの技術にも価値はある、とも言っている。

自然言語で大事なのは、検索中のコンセプトの中で言葉の位置関係を割り出すことですよ。ちょっと具体例を挙げると、「ニューヨーク」は「ヨーク」とは違うんだけど、「ベガス」は「ラスベガス」と同じ、「ジャージー」は「ニュージャージー」と同じ時もあれば違う時も あるわけです。この自然言語的な側面に、われわれとしては力を入れているんです。こちらがやっていることの大半は単語か言い回しのレベルの話であって、文章には注力していません。 われわれにとって重要なのは正しい結果を得ることであって、インターフェイスを変えることではないのです。

つまり自然言語のアプローチはバックエンドで検索結果を改善するには便利だが、ユーザーエクスペリエンスが改善されるわけではない、と言い換えることもできそうだ。大体の人は怠け者過ぎて、検索ボックスに打ち込むと言ってもせいぜい単語1個か2個だ。大体の検索はそんなものだという実状をGoogleとYahooの人たちは知っている。

自然言語検索でがんばるスタートアップもきっとそのうち痛い目に遭って初めてその事実を知ることになるだろう。そうなる前にグーグルがこてんぱんにしなければの話だが。

[原文へ]

(翻訳:satomi)