Amazon、Warner MusicともDRMフリー音楽提供へ

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amazonmp3-logo.pngDRMフリー音楽の動きに主要音楽レーベルからまた新たな参加者が加わった。Warner Music Groupがデジタル音楽カタログからの楽曲(Led Zeppelin、Red Hot Chili Peppers、Green Day)をAmazonのDRMフリー「デジタルミュージックストア」で販売開始。EMI、Universal Music Groupそれに 33,000にのぼるインディー系レーベルに続くことになる。これでAmazonのデジタルミュージックカタログに含まれる楽曲数はトータル290万まで増加。対照的に、AppleのiTunesは600万以上の楽曲を販売するが、DRMフリーの楽曲はEMIからのものだけだ。

DRMフリー音楽販売でAmazonと最初に組むことで、EMIはAppleを冷たくあしらったことになる。今年はじめ、Universal Music Groupがしたように、だ。Appleが音楽業界で勢力を増しつつあるのを音楽レーベルは好ましく思っていない。そして、そのためAmazonやその他のデジタル音楽流通販売店舗をサポートして、再び優勢に立ちたいと考えているようだ。Amazonでは(楽曲により)異なる価格を付けられるようになっている(Appleでは対応していない)。もっとも、大半の楽曲は$0.89から$0.99で販売されている。そして、DRMフリー楽曲の価格設定においてAppleはAmazonの例に従わざるを得なかった。今年4月にEMIとDRMフリー楽曲の販売を開始した際、Appleは著作権で保護されている楽曲に比べて30%増しの金額で楽曲販売を試みた。通常のMP3よりもファイルの品質が高いことを理由にしたもので、この奇妙な価格設定に消費者は戸惑った。いったんAmazonが同じ楽曲をDRMフリーで高ビットレートのMP3形式で提供し始めるとAppleも価格を引き下げざるを得なかった。

著作権によって保護された楽曲にありがちなわずらわしくて無駄な制限が無いことで、DRMフリー音楽の人気が高まるにつれ、音楽レーベル各社は(これらの音楽を)黙認していることをAppleとのバーゲン交渉の手段として利用すると思ってよいだろう。毎年恒例のMacWorldカンファレンス開催が迫る中、Appleにとって、DRMフリー音楽におけるより多数のパートナーを発表するのに理想的な時期だ。しかし、Apple関連のうわさとしてそのような話題はあまり聞こえてこない。

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(翻訳:Nobuko Fujieda)