アマゾンが$300MでAudible買収、デジタル部門強化

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amazon-logo.pngアマゾンがデジタルメディアで大きな賭けに打って出た。今朝(米国時間1/31)、同社は$300M(3億ドル)でAudibleを買収する計画を発表した。これは執筆時点のAudibleの市場での時価総額$280M(2億8000万ドル)に7%のプレミアムを上乗せした金額だ。

Audibleはデジタルのオーディオブックではトップのプロバイダーで、その書籍保有数は8万タイトルに及ぶ。

アマゾンではデジタルメディア事業収入の割合が増えだした矢先なので、このタイミングでデジタルパブリッシャーを吸収すればマージン改善も見込めるだろう。オーディオブックをより低価格で提供することで、この販売セグメント拡大にも繋がりそうだ。

メディアのデジタル化が進む中、アマゾンがデジタル部門を将来を左右するものと見ていることは明らか。メディア事業からの収入はアマゾン全体の収益の59%に相当する。今はまだその大半が物理的な書籍、CD、DVDだが、昨日のアーニングコール(決算報告)でアマゾンCEOジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)はデジタルメディアの重要性が増していることも示唆している。:

メディアも大多数が物理的なかたちのうちは物理的世界で買って当たり前ですけど、デジタルに移行すればリアルの店舗で買うことはそれほど理に適った選択とは言えません。現段階では大量の販売活動が物理的世界で起こっていますから、当社の利点は(デジタルが進んで物理的商いが沈めば)今後相対的に改善していくと思います。

アマゾンは今後、Audibleが手掛けるオーディオブックをMP3ダウンロード専用ストアと一般書籍で取り扱うほか、電子ブックリーダー「Kindle」に直接DL販売も行う(Kindleにはヘッドフォン専用差込口がついていてMP3も再生できる)。

Audibleと言えばアップルのiTunesストアでも取り扱っている書籍だが、この買収がAudibleとアップルの取引きにどう影響を及ぼすかは分からないが、アマゾンは単に年間売上高約$90M(9000万ドル)を収益に加え、朗読のデジタルコンテンツ分野トップのポジションを手にすることになる。

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(翻訳:satomi)