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Blue Organizerの最新版「Indigo」リリース―セマンティック技術でウェブページではなく話題そのものを検索

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adaptive-blue-logo.png今年はいよいよセマンティック検索アプリケーションが実用化の段階を迎えるようだ。今日、Adaptive BlueはFireFoxのアドオン「Blue Organize」の最新版Indigoをリリースした。ひと言でいえば、Blue Organizeはウェブページではなくそのページの内容になっている対象そのものをサーフィンすることができる。Blue Organizerはユーザーが閲覧しているウェブページを解析して、それが特定のクラス―本、映画、音楽、株、レシピ、レストラン、ブログなど―に属しているかどうかを認識できる。認識に成功した場合、話題となっている「ものごと」(あるいはオブジェクト)を掲載している他のウェブページにリンクを張る。本のレビューが書いてあるブログ記事を読んでいるとしよう。Blue Organizerを使うとAmazon、AbeBooks、Alibris、Barnes & Noble、eBayなど多くのサイトでその本を売っているページに直接ジャンプすることができる。さらに、その本のブックレビューが掲載されているページだけを検索するカスタムGoogle検索ページが作成される。「ものごと」が属するクラスによってコンテキストが異なるのに対応して、それぞれ適切な検索オプションが生成されるようになっている。

Blue OrganizeはReadWriteWebの常連寄稿者としても知られるAlex Iskoldによって開発された。Iskoldは、2006年2月にFred WilsonのUnion Square Venturesから$1.5M(150万ドル)を調達している。最近、ラウンドBの資金調達の準備をしているという。

blue-organizer-small.pngIndigoに組み込まれているセマンティック検索テクノロジーは、通常の意味での検索というよりディスカバリー・エンジンのように働く。まだどんな対象でも認識できるわけではないが、特定のクラスに属する「ものごと」や「コンセプト」は認識できて、それらになるべく近い内容をもつウェブページを探しだす。ユーザーは自分でいちいち検索エンジンを訪問して検索を行う必要がない。ユーザーはIndigoの勧めにしたがって、コンセプトから似たようなコンセプトへ次々にウェブページをジャンプしていくことができる。Indigoはウェブページ全体のテキストとページ内のリンクを解析して推論を行う。

Indigoがあるページを解析した結果、それが本、映画、レシピ、その他のテーマに関するものだと判断できると、ブラウザの上部に表示されているBlue Organizerのアイコンがそれぞれに対応する(本なら本、映画ならフィルムのリール、レシピならコック帽)の形に変わる。これはIndigoがページ内容を「認識した」というしるしで、ここからさまざまな関連あるリンク、たとえば本だったらAmazonサイトのその本についてのページや書評をリストしたページにジャンプできる。またユーザーのウェブ利用の習慣に応じて「Del.icio.usにブックマークする」、「Facebookで共有する」「Diggに投稿する」などのオプションも示される。このソフトは同時にユーザーのウェブ閲覧履歴をチェックしてユーザーがすでに訪問したサイトからも関連あるサイトを選び出す。さらにAdaptive BlueはそれぞれのクラスごとにカスタマイズされたGoogle検索ページを用意しており、認識したオブジェクトすべてについてカスタムGoogle検索によってさらに詳細な情報が得られるようにしている。

smartlink.pngページ中でユーザーが著者名やフィルムのタイトルを選択すると、小さいSmartMenuボックスがポップアップし、それらの対象に関連あるリンクを表示する。Indigoがその本なりレストランなりに対して、以前すでにリンクを張ったことがあると、小さい青いフォルダーのアイコンがその語の横にエンベッドされる。クリックすると、多数の「SmartLink」が現れる仕組みだ。SmartLinkはまた検索結果ページにも現れる。StumbleuponのFirefoxアドオンをインストールしていて、Stumbleuponコミュニティーが格付けを行ったことがある検索結果が表示された場合にアイコンが変化するのに似ている。

前のバージョンのBlue Organizer同様、ユーザーはスライド式に閉じることができるサイドバーにオブジェクトを保管することができる。これは単にリンクをお気に入りなどに登録するのとは異なる。というのは、これはIndigdoが認識したクラス(ブログ記事、本、画像、株式、おもちゃ、etc)に属するオブジェクトであり、SmartLinkやカスタマイズされた検索結果、その他、すでに生成されたオブジェクトの属性がすべて同時に保管される。

ウェブをページの集まりとしてではなく、「ものごと〔オブジェクト〕」の集まりとして考えるのには少し慣れが必要だ。私はBlue Organizerのアドオンを1年以上前にインストールしたのだが、実際に利用したのはたぶん2回くらいだろう。あまりにも進歩しすぎていて、普段私がブラウザを使う流れにうまくマッチしないのだ。(これは必ずしも私だけの問題ではなく、130万回もダウンロードされているのにアクティブなユーザーは数千人くらいしかいない)。ところが今回のIndigoの新しいバージョンでは、ユーザーがウェブをサーフィンしている間に暗黙のうちにサービスが準備される。いちいち何をセーブすべきかユーザーが考える必要がない。ユーザーは小さな青いフォルダーのアイコンをクリックするだけでよい。すると対象となるコンセプトに関連ある有用なリンクが多数表示される。ツールバーのアイコンの形が変わったらクリックすると、プルダウン・メニューが現れて、ここにもいろいろ便利な機能が満載だ。

複雑なアプリケーションには分かりやすいとっかかりが必要だが、Indigoにはそういう入り口がいくつも用意してある。このアプリケーションにはここでは説明しきれない機能が他にもいろいろある。スマートウィジェットを作るのも簡単だし、マイクロフォーマットもサポートしている。一般的な名前やアドレスをそれとして認識する機能、ユーザーが任意のテキストを選択するとそれを自動的にTwitter、Tumblr、Lijitのメッセージとして送信する機能もある。Indiigoのリリースについてのさらに詳しい情報はここここに。読者もチェックしてで感想を聞かせてほしい。

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(翻訳:Namekawa, U)