PageOnceがユーザーのオンラインアカウントを1ヵ所に集約

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個人情報のアグレゲーション〔集約〕サービスは何も目新しいものではない。われわれは最近、ユーザーのソーシャルネットワーク活動を1ヵ所に集約、管理してくれる多くのサービスの最新情報を集めてみた。しかし、今年のIsrael Web Tourに参加したイスラエルのスタートアップの1社、PageOnceは、ウェブでアクセス可能な全アカウントのワンストップショップになろうとしている。

このサイトはまだプライベートベータの段階で、サポートするアカウントのタイプの数を増やそうと努力している(TechCrunchの読者はここからサインアップできる)。しかし、すでにこのサービスを使って、Citibank、Facebook、American Airlines、Gmail、Amazonなど多くの銀行、ソーシャルネットワーク、エアライン、電子メール、ショッピングのアカウント情報を検索することができる。PageOnceは(もちろん最初にユーザー名とパスワードを入力する必要があるが)個々のアカウントに最適化した形で情報を引き出し、Netvibes/PageFlakesのようなレイアウトで表示する。管理すべきアカウントが多い場合は、(金融、ショッピング、ユーティリティなど)タイプ別に表示させることができる。 

PageOnceとしては、アカウントの情報を取得するために、多くの場合プロバイダと個々に協力関係を結ぶ必要があるにもかかわらず(すべての情報提供企業がFacebookのような整備されたAPIを有しているわけではない)、同社はすでに、かなり広範囲のプロバイダの情報を咀嚼してうまく一覧表示することに成功している。とはいえこのサイトの「一回呼出し」技術は、情報を相手先から引き出すことはできるが、逆に向こう送り込むことはできないので、PageOnce内から銀行口座に変更を加えるような操作はできない。そうするにはリンクを辿って銀行のウェブサイトを訪問しなければならない。

PageOnceのアイデアは間違いなく優れている。じっさい私自身ユーザー名とパスワードをいちいち再入力せずに、全部のアカウントをチェックすることができたのは便利だった。しかし、たとえばNetvibesのような既存の大手パーソナルホームページ・プロバイダがこの分野に参入してPageOnceのアイデアを一夜にして横取りする可能性はないだろうかと考えてしまう。Netvibesはすでに多様なウェブサービスやRSSフィードから情報を検索できる絶好の位置にいる。彼らにとって、もっと幅広い分野の個人情報を表示できるウィジェットを提供するのはそう難しいことではない。現に、私がNetvibesの創業者Tariq Krimに同じ機能を提供する計画があるかどうかを聞いたところ、NetvibesはすでにPageOnceがサポートしているアカウントの所有者の数社と交渉中であると言っていた。

この種の情報を実際に収集できることを実証した点で、PageOnceは一歩先を行くことに成功したと思う。しかし、PageOnceは膨大な数のアカウント所有者に根気よくひとずつ接触してサポート対象に加えるという自力に頼るアプローチを取っているが、むしろ分散型のアプローチ、つまりアカウントの所有者が自身でウィジェットを開発してNetvibesを中心とするネットワークに提供していくという方法が長期的には勝利を収める可能性がある。

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(翻訳:Namekawa, U)