貧しい人はヤフー、豊かな人はグーグルを使う確率が高い

次の記事

週間人気コンテンツ-ベスト 10 (2/9~2/15)

hitwise1.jpgヤフーをよく使う人とグーグルをよく使う人の間には社会経済的な違いがある―そんな傾向を物語る最新データが昨日(米国時間2/15)、Hitwiseから発表となった。

右のグラフでは人口統計学上の分類をベースに「Online Representation(オンライン代表者)」を割り出し、(円で)表示している。Y軸はヤフー、X軸はグーグル。数が大きいほど、その特定利用層はそのサービスをたくさん使っている、という意味だ。

ご覧のようにヤフーが強いのは「生活の苦しい社会層」、「ブルーカラーの大黒柱」、「アメリカの過疎部」*で、一方のグーグルは「小さな町の満ち足りた層」、「富裕な郊外居住者」、「アメリカの上流階級」で利用数が多い。

円のサイズは、そのグループに属する人のうち「オンラインで500ドル以上遣った経験のある人の人数」を示している(←デカいほど金遣いが荒い集団ってことですね)。

グループ間の格差は大きくないが、この結果はある意味ヤフーの苦悩を物語っている。検索分野でこそ首位に大差で2番手に甘んじているが、ヤフーは相変わらずネット最大のトラフィックを誇るデスティネーションとしてグーグルを凌駕している。こんなにトラフィックがあるならヤフーもこのトラフィックをグーグルみたいな収益に転換できそうなものだが、ご承知の通りそうはなっていない。もしかしてそれはヤフー利用者がグーグル利用者より貧しい人口統計種別に属し、オンラインであまり消費せず、従ってユーザー一人当たりの利益も低い、ということと部分的に繋がりがあるのかもしれない。

Update: ここ(米版)のコメント欄にも階級闘争の戦士がいるが、彼らのようではなく手短かに繰り返しておこう。ここにある統計は二者択一ではない。つまり低所得層もグーグルは使うし、高所得層もヤフーは使う。ここでは単に、両サービスを使う人の間でも比重の偏りはあるというHitwiseの話を紹介しているに過ぎない。結果が分かれたのは興味深くて、各サイトでユーザー1人が生む利益の面からも、あともっと広義に、タイプの異なる集団ごとにどっちのサービスが人気か、というのも分かって面白い。第三者の出したデータを紹介する行為に差別的なものはない。これはTechCrunchが出した階級ベースの陰謀のようなものだと言う人たちは、どんな記事に対してもそういうことしか書けない人なのだ。市場を読み解く手がかりになる情報はすべて良い情報だ。このケースではネット最大の企業2つが抱えるユーザーベースの情報が焦点になっている。

*グラフでは「寒村・農村」はG-Y半々の線上近くです。似たようなトピで「Windows利用者よりMac利用者の方が頭がいい」というありますね。

[原文へ]

(翻訳:satomi)