良い名前は重要:SimulScribeを捨てPhoneTagへ

次の記事

SonyがGracenoteを$260Mで買収

simulscribe-phonetag.png起業家が何か新しいものを早く出そうとするとき、製品でも会社でも、良い名前を付けることに対してほとんど注意が払われないことが多すぎる。はじめは暫定プロジェクトだったものが、正式に立ち上げようとなることがある。そこで最初に浮んた名前(たいていひどい)を選んで、結局それがそのままになってしまう。

これがSimulScribeで起こったこと。音声認識を使ってボイスメールをメールに変換してくれる便利なサービスだ。James SiminoffとMark Dillonが2003年にSimulScribeを始めたとき、2人ともフルタイムの仕事を別に持っていた。これは余暇プロジェクトで、「Simultaneous Voicemail Transcription[同時ボイスメール文章化]」を縮めてSimulScribeというコードネームを付けた。それから5年たって、今や成長中のフルタイムの仕事になったが、この名前が会社発展の妨げになっている。Siminoffがこう打ち明ける。

SimulScribeという名前は、われわれのビジネスにとってどうしようもなくひどいものです。みんな名前を覚えるのが本当に大変で、正しく綴ることもできません。新しいユーザーがサインアップするためには、われわれのウェブアドレスをタイプしなければならないことを考えると、これは大きな問題です。バイラルマーケティングに頼って消費者向けサービスを売ろうというとき、難しい名前は本当に困ります。じっさい、このひどい名前でよくここまで続けてこられたとびっくりすることもしょっちゅうです。

名前の認知度は、SpinVoxのように資金豊富なライバルと戦うときには、特に重要だ(Spinvoxも、もっといい名前がありそうなものだが、集めた資金は$200M[2億ドル]でSimulScribeが$5.7M[570万ドル])。Siminoffが新しい名前を探し始めて2年になる。それもドメインが法外な値段でないもの。そして、何か月か前、ロサンゼルスからニューヨークへ夜行便で飛んだ後、何日も留守電の返事をよこさなかったその後のこと、ひとりの友人から、もうphone tag[互いに留守電に返事できないことが続く状態]はたくさんだ、という留守電が入っていた。Siminoffはすぐにマーケティング部長に電話をして(朝の6:30)、ドメインを買うように指示した。しかしPhoneTag.comは既に取られていた。

4か月と$30,000(3万ドル)の後、このドメインを買い、今日(米国時間4/22)SimulScribeは名前をPhoneTagへと変更する。ずっといい名前だ。SimulScribeは何とも悪趣味な名前だったが、PhoneTagは楽しそうだ。読者のみんなはどう思うだろうか。効果はあるだろうか。

新サービス名を祝して、PhoneTagでは30日間無料トライアルと、特製「F*#@ Voicemail」Tシャツを、ここでサインアップしたTechCrunch読者先着100名様にプレゼントする。同サービスでは新機能も今日スタートする。OutlookやMac Address Book、Gmail、Yahooなどの連絡先をアップロードしておくと、連絡先の誰かからの留守電があったときにメールを送り返すことができる。こんなphone tagなら1日中でもやっていられるだろう。

{democracy:48}

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)