Twitterはもうダウンも目じゃない段階まで来てしまったようだ

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Twitter万年ダウン全体的にサービスの質が悪いところをなんとかしないとFriendsterの二の舞で撃沈するぞ…とここでは散々書いてきた。が、週末の3日間のサービス障害で、この2ヶ月の間に知らず知らずのうちに自分の中で起こったある変化に気づいた。: 自分はTwitterが自分を必要とする以上にTwitterを必要としている。

ロバート・スコーブルは「TwitterがダウンしたらFriendFeedの大勝利だ」と騒いでる。次のサービス障害に備え非常用対策プランをハックするデイブ・ワイナーは、まるで次の大嵐に備え蝋燭とボトル入りの水をストックする人を思わせる。が、ここまで見事にしてやられた事実を思うと、私としては「やれやれ」とただ首を振るほかない。

政府介入が一切ない状態で、Twitterはマイクロブログの業域で事実上の独占体制を築いてきた。みんな経験上知ってることだが、地域で独占的立場にあるケーブル会社にとって、ネットワークのアップグレードとかカスタマーサービス業務改善に余計な予算を割くのは得策ではない(つまりサービス障害、ダウンタイム、電話の受け答えに誰も出ないとかの問題にも)。でも、Twitterが手にしたものはひょっとして物理的な独占以上に素晴らしいものかもしれない。つまり-(人脈の)ネットワーク効果だ。

ライバルは大勢いる。Twitterより優れたサービスもある。ところが如何せん、みんなもうTwitterを使っているし、Twitterの成長率はさらに増大しているので、今さらライバルを使い出しても意味がないのである。

Twitterが毎日に欠かせぬものになったのは、私の場合、利用がいきなり加速した2008年3月だ(メッセージの読み書きにデスクトップ専用クライアントを使い始めたのだ)。―上のグラフを見ると一目で分かるだろう。今では世界中の人たちと何千という一口サイズのやり取りを朝から晩までやっており、Twitterは仕事と付き合いの両面で重要なパートを占めている。これは大きなマーケティングツールであり情報ツールだ。しかし同時に日ごろの付き合い上の習慣でもあるので、一度習慣になると簡単には抜けられない。

だいぶ前からTwitterが習慣になってる人もいる。世の中のほとんどの人にとってTwitterはまだ始まってもいない。が、トレンドははっきりしている。:Twitterはインターネットのユーティリティになりつつる。Twitterは(人脈の)ネットワーク効果を介して独占的パワーを築いてしまった、つまりこれはダウンタイムなどさほど気に病まなくていい事実を意味する。みんなそれでも辛抱強く座って復旧を待ってくれるのだ。

異を唱える人もいるだろう。ロバート・スコーブルのように、TwitterはAPIがオープンになっているので他社のサービスがユーザーを吸い上げることができる、(Twitterの)サービス障害が長引けばそのままユーザーをかすめ取ることもできると反論する人もいる。が、Twitter APIを使うサービスが増えればその分、そのサービスを動かす中核のメッセージ転送エンジンの価値は高まるばかりだ。要するにTwitterはただパイプになるだけで勝てるのだ。そしてTwitterは誰が見ても明らかにパイプであるからして既に勝っている-。

このエントリも早速フォロワーにTwitterしておいた。ところがこれが、人気のユーザーはTwitterのサービス障害の影響で誰にも読んでもらえないのだ。…まったく。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

“Twitterはもうダウンも目じゃない段階まで来てしまったようだ” への12件のフィードバック

  1. […] Twitterは今やユーティリティであるからして、安定性を確保するまでもなく栄光の海外展開に漕ぎ出せるというわけだ。Twitterとデジタル・ガレージのチームよ、おめでとう。 […]

  2. […] 1. Twitterはもうダウンも目じゃない段階まで来てしまったようだ(4/23 更新) […]

  3. […] Twitterが注目を集めている理由のひとつは成長率で、もはやTwitterがメインストリームになるかどうかは問題ではなく、いつなるかのタイミングが焦点になっている。我々の情報源によれば、この数ヶ月でTwitterの利用者は爆発的な伸びを記録している(Comscoreはサイト以外にAPIなど経由のアクセスポイントが沢山あるので正確な数値は出せないと断っているが、それでも2月から3月の間でページビューは1000万件から2000万件に倍増しているそうだ)。 […]

  4. […] 噂によれば、巨額資金獲得ラウンドを終えて、ハイファイブが飛び交っているそうだ。しかしこんなことばかりでは利用者は何か新しいサービスに向けて脱出することを語るだけでなく、実際にそうしようとし始めるのではなかろうか(私だってそうだ)。 […]

  5. […] 「みんながイライラしているということは、みんなが気になるものを作ったことの現われですよ」、開始から何分か経ったところでウィリアムズはこう言っている。それは自分も同意見だが、会社の経営はそれでは通らない。ストーンもまた、Twitterが今年3/4月でサイズが倍になったと語っている。 […]

  6. […] Twitterはもうアップタイムのことを心配する必要はないかもしれない、とMichaelは以前書いた。そして、そのとき「自分はTwitterが自分を必要とする以上にTwitterを必要としている」と説明していた。それから数ヶ月の月日と何時間ものダウンタイムが過ぎたが、ほとんどの人が同じように感じているようだ。初期にTwitterを使い始めた人たちはFriendfeedに乗り換えてしまったかもしれない。けれど、大多数はそのままTwitterに残り、その苦痛に耐えているようだ。 […]

  7. […] 日々、どれだけサービスが停止してしまってもTwitterのユーザはTwitterを使い続け、どんな競合サービスが登場しても移行することはなかった。 […]

  8. […] Twitterが必要不可欠なものとなりつつあることに異論の余地はないと思う。4月の記事に書いたように、「Twitterはインターネットのユーティリティになりつつる」。サービスはまだ比較的小規模とも言えるが、しかし利用者は1日に最低でも平均15回は利用しているし、利用者たちはTwitterに夢中だと言っても良い。システムの安定化に成功すれば、Twitterは電子メール、インスタントメッセージ、SMS他のコミュニケーションツール同様、普遍的な道具となるに違いない。 CrunchBase Information Twitter Information provided by CrunchBase […]

  9. […] 前のチーフアーキテクトだったBlaine Cookが、2007年4月にRailsによるスケーリングが「簡単」と言ったのは有名な話(右の図を参照)だが、Cookが「問題は解決した」と述べた後も、トラブルは発生し続けた。直近では3日間に及ぶ不調で、過去最大の数のユーザが影響を受けた。 […]

  10. […] Twitterはもうダウンも目じゃない段階まで来てしまったようだ by Michael Arrington on 2008年4月23日 […]

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