バルマー氏は退職する必要があるか?

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ballmer2.pngこの週末のマイクロソフトの劇的な 「Yahoo買収からの撤退」、そして「敵対的買収行動の取り止め」は、多くの疑問を浮かび上がらせる結果となった。Yahooはどうなるのか?Microsoftはどうするのか?はたまたこれは、Yahooの株価を下げて、より低い価格で敵対的買収行動を行おうとするMicrosoftの壮大な戦略の一環なのか?だが、もしこの決定が本当に最終結論ならば、スティーブ・バルマー氏は再就職先を探し始めなければならないのでは無いか?

この最後の疑問は、それほど非現実的なものではない。バルマー氏は今回の買収計画を、Microsoft側で最も積極的に推進した人間だ-一部の人間は、彼が「取り付かれたように」この計画を進めていたと証言している。先日の(Microsoft社の主力商品)Windows Vista崩壊の危機以来、彼自身Microsoftの取締役会に対して汚名返上の必要性を感じていたに違いない。その手段として彼が選んだのが、この状況を変化させられるYahoo買収だったのだ。

彼が「取り付かれたように」このYahoo買収を推進してきた理由の1つには、彼自身この買収を成功させない限り、「後が無い」と感じていたからだろう。又聞きではあるが、我々が入手した今回の交渉決裂前の先週のバルマー氏の様子は、「理由も無く従業員に怒鳴り散らしていた」、「いつも以上の暴君ぶりを発揮していた」とのことだった。Microsoft側の買収交渉チームの管理職の一人が、もしもYahooの買収交渉が失敗したなら「バルマー氏の機嫌を気にする必要がなくなる」とでも同僚にコメントしてしまったのだろう。その管理職は知らなかったようだが、バルマー氏がその声が聞こえる範囲にいたため、「買収交渉は成功させる!俺は取締役会よって、十字架に「張り付け」られるのはご免だ!」と怒鳴り返したそうだ。

買収交渉の失敗が決定的となった現在、結果としてバルマー氏は失職の危機を避ける事は出来なかった様だ。1番の疑問は、もし彼が責任を逃れらる場合、彼はこの混乱を会社に押し付けることができるのだろうか?それともバルマー氏には、既にそんな選択肢すら無いのだろうか?だがもしMicrosoftの取締役会が忍耐の限界に達しているのなら、後任のCEOが決まるまでの間、彼等はビル・ゲイツ氏に再登板を依頼する必要があるかもしれない。全てが終わった現在、バルマー氏は既に「何故MicrosoftがYahooと共同でオンライン及び広告戦略の作業に当るべきか?」という強烈で説得力の有る主張を展開している(Microsoft側はオンライン上でのYahooの大規模なディスプレイが必要であり、且つGoogleに検索広告の品揃えで勝つ為に必要なのだ)。ただし、Microsoftがどのようにしてこの目標を自力で達成するのか?それとも新たな買収行動によって達成するのか?その方法がはっきりとしない。

恐らくバルマー氏が今回の買収をあきらめた背景には、買収条件が取締役会の目を逸らす為だけには大きくなりすぎた事と、彼自身がこれ以上Yahooの継続的な抵抗に付き合うことにうんざりしていた為だろう(さらには買収活動を完全な失敗としない為に)。もしかしたら、彼はまだYahooの株価が暴落することによって、敵対的買収行動が可能になり、Yahooを買収できると考えているのかもしれない。(結果的には、敵対的買収行動の対象企業の株価を暴落させることによって、相手の株主からは暴落した株価より、買収側の提示する買取株価が魅力的に見える)。どちらにしろ、今週末までにははっきりするだろう。

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(翻訳:E.Kato)