グーグルがClearwireに出資した理由

次の記事

Microsoftの猫の目企業戦略―本音はやっぱりYahooが欲しいはず

wimax-logo.jpg

ワイヤレスブロードバンド界の案内役がやりたくてしょうがないグーグルは、その実現のためなら大金もホイホイ注ぎ込む。米連邦通信委員会(FCC)の無線周波数帯オークションに$4.6B(46億ドル)投じ(これは結局Verizonに負け払わずに済んだ)、WiFi 2.0イニシアチブを支援した同社が、今日(米国時間5/7)また Clearwire-Sprint WiMax新規事業強化にポンと$500M(5億ドル)出した。

グーグルは投資目的をはっきり示している。―新事業で生まれるブロードバンドネットワークを可能な限りオープンなものにし、Android携帯とハンドセットを受け入れてもらえるようにすることだ。さらにグーグルはこのネットワークで繋がる端末上で、デフォルトの検索エンジンとなる話もある。

今朝グーグル公式ブログに全事情の説明が出た。:

投資グループの一員として$500M(5億ドル)出すのに加え、 当社では本ネットワーク利用者に検索とアプリケーションも提供し、追加のサービスとアプリもClearwireと共同でお届けしていきます。そこにはモバイルブロードバンド端末(Android内蔵型端末含む)で使えるインターネット・プロトコルの共同開発はじめ、それ以外のオープンなネットワークの運用とポリシーの実践も含まれています。

当社は、この新ネットワークによりワイヤレスの消費者にも本当の意味での選択の幅が生まれ、誰でも自分が欲しいソフトウェア・アプリケーションとコンテンツ、ハンドセットが選べるようになるものと考えます。この自由はインターネットの基盤を成すオープンネスの原則を反映するものであり、これで利用者もワイヤレスブロードバンドから最大限のエクスペリエンスを引き出すことが可能となります。

帯域とハンドセットのオープンな標準を支持したのと同様、当社ではClearwireが重要不可欠なオープンネスの機能を育成するネットワークを構築・保守することをとても楽しみにしています。特に本ネットワークは(1)国内における高度高速ワイヤレスインターネット接続の拡大を図り、(2)消費者がネットトラフィックをブロック・劣化・減速せず合法的アプリ、コンテンツ、端末なら何でも使えるようにし、(3)適正かつ競争に中立なネットワークの管理を行うものです。

グーグルは将来何がなんでも、ありとあらゆる種類とサイズのワイヤレスブロードバンド接続ネットワークにアクセスが欲しい。が、自社独自のネットワークを構築・運用するのは避けたがっている。こうしたディールを見ると同社がプレイに喜んで金を出すことが分かる。だが万が一、Clearwireが破綻した場合は$500M(5億ドル)ドブに捨てることになる。

[原文へ]

(翻訳:satomi)