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Xobniが倒産したWeb 1.0企業「FireDrop」の知的所有権を買収

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昨日倒産したスタートアップの知的所有権(IP)の運命について書いたところ面白い話を耳にした。最近マイクロソフトからの$20M(2000万ドル)の買収提案を蹴ったメール関連のスタートアップ「Xobni」では、Zapletsという2000年に立ち上がった昔の製品の主要関連特許を買収したようなのだ。

Zapletsはメールメッセージ中に同期をとったアプリを取り込めるメールプロダクト。その目指すところは会議の日程調整やイベント取りまとめなどのメールの往復を減らすことにある。メールがスレッドで使える場合、返信は全て大元のメール内に取り込めるので、そうなればZapletsも利用価値が上がり、大元のメッセージを自動的に更新するので長いスレッドは回避できるというわけだ。

Zapletsが今出たら“メール専用ウィジェット”と呼ばれているところだろう。

Zapletsの親会社「FireDrop」はKPCBなど投資家多数から$100M(1億ドル)もの金を調達していた。2000年のシリーズDラウンドだけでも$90M(9000万ドル)集めたと報じられている。米誌『USA Today』は同社を「バレーで最も垂涎の的のスタートアップのひとつ」と呼んだが、デイブ・ワイナーは逆に全く興味を覚えなかった。因みに自分も彼らのオフィスで製品デモを見た記憶があるんだが、なんであんなところにいたんだっけ? (当時は自分の会社も持っていたから、スタートアップのデモを駆け回る余裕なんてなかったはずだが) 自分は面白いと思った。

が、Zapletsは見かけ倒しだったようでFireDropは閉鎖となり、従業員は解散、資産は結局MetricStream送りとなった。

Zapletsも発想は良かったんだ、出るタイミングが早過ぎただけだ…と語るのは、Xobni CEOのJeff Bonforteだ。そこで彼らはMetricStreamからFireDropの知的所有権(IP)の大部分を買収した。具体的にいくら出したかは教えてくれないが、主要特許10件のポートフォリオに対して払った金額は数10万ドル桁の下の方だとヒントはくれた。

メールスレッドをやり取り中のメッセージ1件まで減らすこと。―これは先月私が書いたメールを取り巻く問題の解決の鍵を握る要素だとBonforteは語る。そして買収したばかりのIPを活用しながらXobniもゆくゆくはそれが実現できるだろう、と話している。

昔のZapletのサイトのスクリーンショットを以下に何枚か貼っておこう。



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(翻訳:satomi)