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IndieFlixの提案するクラウドソースによる映画祭

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独立系映画のためのマーケットプレイスを運用するIndieFlixは、映画祭の選考をクラウドソース化するための動画ストリーミングサイトであるMyFestivalを立ち上げた。サイトは5月22日から6月15日まで行われるSeattle International Film Festival (SIFF)にてお披露目となる。

SIFFがMyFestivalの実戦デビューとなるが、ここでは今から6月8日まで、無料で10の映画および10の短編を閲覧して投票することができる。投票は締め切り後に集計され、得票数1位の映画がフェスティバルの真打ちとして上映される。1位の得票を得なくても、他に得るものもある。サイト上には詳細な統計データが表示され、制作者は配給計画を練り直すことができる。既にいくつか他のフェスティバルとも話をまとめているし、サンダンス映画祭のような大物も、MyFestivalに注目している。

米国内で毎年数百ものイベントが開催されているにしても、フィルムフェスティバルで上映してもらうのはなかなか大変なことだ。もし上映されたとしても配給されるようになるのはさらに大変で、米国内で制作される映画のわずか1%未満がきちんとした形で配給されているに過ぎない。IndieFlixのCEOであるScilla Andreenは、この投票システムによって、より多くの映画が、より広い層に見てもらうことができるようになり、最終的には観客の側に映画館で上映する映画を決定する権限を与えることに繋がると言う。

もちろん、新たなシステムというのは、いくつもの問題を解決する必要もある。未公開の映画が、制御不能な形で上映されるというのは映画会社にとってもっとも忌むべき悪夢だ。画面の前にビデオカメラを置けば、インターネットで流す(低解像度の)コピーを作成できる。MyFestivalに掲載されている独立系映画会社も、最初は参加を躊躇ったというが当然のことだ。しかしAndreenによれば、それら映画会社にとっても、昔ながらのやり方で成果が出ておらず、結局は映画会社の方も喜んで新たな手法にトライすることにしたとのことだ。

MyFestivalは、シアトルに拠点を置き動画配信サービスを手がけるGridNetworksの技術を利用している。再生する際には、権利関係にも配慮しつつHD品質で表示するために、”コネクタ”と呼ばれる小さなプラグインをインストールする必要がある。IndieFlixの設立は2005年で、最近$1.3M(130万ドル)のシリーズAラウンドを完了した。当面の間、MyFestivalは完全に広告を排除して運営される。システムの可能性を実証した後、スポンサーシップを通じて収益化を図りたい考えだ。独立系映画フェスティバル分野で活動する企業にはb-sideがある。

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(翻訳:Maeda, H)