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ExitReality、「Carl’s Jr」ハンバーガーと提携してローンチ

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今日(米国時間5/28)、ウェブ・ページに3Dのバーチャル・リアリティー空間を提供するExitRealityは、CKEレストラン・チェーン(「Carl’s Jr」ハンバーガーと「Hardee’s」を運営)と提携してそのプロモーションを担う形で静かにローンチした。ExitRealityのテクノロジーはCarl’s Jrのウェブサイトと MySapceの広告キャンペーンに利用され、何百万のユーザーの目に触れることになる。

私はこの4月、 TechCrunchの取材でExitRealityチームと直接会って話をしたことがある。(本社はロンドンにあるが、開発チームとCEOは私のいるオーストラリアにいる)。その時、これはSNSのページをダイナミックに(つまり、サイトの運営者が何かサインアップしたりサーバにインストールしたりする必要がなく、訪問者がプラグインを必要とするだけで)直接3Dバーチャル空間に変換して表示することができるサービスだと説明を受けた。ただし一部の詳細は明かされなかった。当時、秘密だったのはたとえば以下のような点だ。

  • ExitRealityはどんなウェブページもダイナミックに3D空間に変換できる。つまり、SNS向けとは限らない。
  • ビデオや音楽を始めとする各種のマルチメディア・コンテンツを3D空間にドラグ&ドロップでコピーしてくることができる。
  • プラットフォームはColladam、VRML他のオープン規格を用いている。
  • オープン規格の採用により、同じ規格で制作された3Dオブジェクトを簡単に取り込むことができる。たとえば、Google 3D/ SketchUpオブジェクトのほとんどをそのまま利用することができる。
  • バーチャル空間検索エンジンを実装している。ExitRealityのプラグインのユーザーはウェブのいたるところで同様のオープン規格”で作られた3D空間を検索し、表示させることができる。すでに3000の3D空間が索引づけされており、その中には信じがたいほどすばらしいできばえの画期的なバーチャル・リアリティーによるコンテンツも含まれる。


もうひとつこのプラットフォームの仕組みとして面白い点は、Second Lifeなどと異なり、中心となるサーバが存在しないことだ。ExitRealityの場合、個々の訪問者のブラウザに組み込まれたプラグインがそのつどウェブぺーじを3D化してレンダリングするので、中央のサーバは必要がない。(仮にサービスがダウンしてもその間に失われる情報はオンライン・チャットの記録だけだ)。またページがExitRealtyプラグインを通して表示された場合でも、ログ上はオリジナルのページへの訪問としてカウントされるのでサイト運営者は(ExitRealityに)トラフィックが逃げるという心配をする必要はない。要するにこれは3D空間とはいってもオリジナルのウェブ・ページの見え方をコントロールするビジュアルなレイヤーに過ぎず、トラフィックとしてはオリジナルのコンテンツ自体への訪問とまったく同じことになる。

ExitRealityでは今回の「Carl’s Jr」ハンバーガー・チェーンとの提携によるローンチを「非公開のベータ・テスト」と説明しているが、「非公開」というのが適切な用語かどうかは疑問だ。実は「一般公開」後は3D空間を利用するのに、ユーザーが特にカスタマイズを望む場合を除いて、サインアップ手続きは一切必要としなくなる予定だという。今日のローンチではユーザー登録が必要になっているが、登録は無制限だ。ただし今後トラフィックが増えた場合、ExitReality側のサーバのダウンロード能力によって制限を受けることはありそうだ。

CKEと提携したプロモーションでは、ExitRealityは「Carl’s Jr」の店とユーザーのアパートの部屋(上のビデオ参照)を3Dで用意している。ユーザーはこの空間で、あらゆるアイテムを対話的に操作して情報を集めることができる。すべてのアイテムは、ロボットの牛、Burger Slayerというゲームからテレビセット、アーケード・ゲーム・マシン、家具、3Dの居間全体さえ、コピーして持ち帰り、自分のサイトに飾ることができる。

読者が試してみたい場合、右のボタンをクリックしてサインアップするとMySpaceのTechCrunchページのMichael Arringtonの部屋(画像を下に掲載)に入ることができる。ExitRealityは現在Windows版(IEとFirefox)のみだが、他のプラットフォームのバーチャルマシンでも作動するようだ。

TechCrunchの元ライター、Duncan Rileyは現在、テクノロジー、ポップカルチャーとペンギンに関する情報を日々提供するThe Inquisitrを編集している。
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(翻訳:Namekawa, U)