[全訳にて再掲]Kyte.tvが携帯電話ビデオでQikとFlixwagonを圧倒する理由

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【日本語版編集部より】この記事は、当初前半部分のみ翻訳して公開しましたが、改めて全文を翻訳いたしました。よろしくお願いいたします。

【英語版編集部より】以下の記事はトップブロガーでFastCompanyTVのファウンダーでもあるRobert Scobleによる寄稿です。

Robertは、携帯電話ビデオを初めて導入した1人だ。ビデオをインターネットにライブでストリーミングできるものだが、大きな代償としてビデオ画質はあまり良くない。同氏は、Kyte、Qik、Flixwagonをはじめとするこの分野の主だった新サービスを徹底的に使い込んでテストしてきた。


この記事は書きたくなかった。なぜかって? この6か月間、私はQikのライブビデオサービスを携帯電話で使ってきた。私はこのサービスのトップユーザーであり、ビュー数、ビデオ本数などなどで一番だ。このサービスを使って、Teslaの最新版のや、Annie Leibovitzが有名人たちの最新の写真を見せたところや、Googleの記者会見、Ansel Adamsの息子がヨセミテ公園のグレーシャーポイントの頂上にいるところ、 World Economic ForumのBonoなど、700本以上のビデオを撮影してきた。

Qikはすばらしい仕事をしてきた。これはポケットに入るテレビスタジオだ。電話をかけるより早く、ビデオをインターネットに送ることができる(Qikなら2回クリックすればストリーミングが始まるが、電話をかけるにはボタンを12回押さなければならない)。しかも、ビデオを撮っている最中にライブで見ることができるし、撮影中の携帯にチャットメッセージを送ることもできる。私がElon Muskの新しいTeslaでサンタモニカを走っているとき(ElonはTesla Motorsの会長で、われわれにすごいデモをやってくれていた)、何百という人たちが私の携帯を見ていたし、横を走っていたコルベットから同じものを撮っていたJason Calacanisの携帯も見ていた。Elonが運転している間、何百人もの人たちから新しいTeslaについての質問が寄せられた。これは、世界に類のない新しい対話だった。

一方で、イスラエルのFlixWagonという会社がQikと競争していた。私はFlixWagonも気に入っていた。ビデオの画質はQikより少しだけ良かったが、少なくとも私の携帯では、Qikの方がライブ体験が良かったのでこちらを使っていた。もっともSarah Meyersなどぼく以外の携帯ビデオグラファーは、Flixwagonがお気に入りのようだった。最近イスラエルを訪れた際にFlixwagonの人たちをインタビューしたところ、彼らもまた聡明でとてもいい連中だった。

ここで、この記事を書きたくなかった理由になる。私はQikのチームから、この上なくすばらしい対応を受けてきた。私がいい体験をしているかどうかを確認するために、しょっちゅう電話をくれたし、このサービスの本来の使い方でないような場所で無理矢理使ったために起きた問題を何度も解決してくれた。たとえば、Annie Liebovitzのインタビューをしたのは博物館の中で、wifiも携帯もまるっきり届かないところだった。そこで電話機のメモリー一杯までビデオを撮って、恐る恐る外へ持って出るとまたデータを送り始めた。AT&Tの3Gサービスがインタビューの真最中に死んだこと(一番困ったのはSun MicrosystemsのCEO Jonathan Schwartzのインタビューの真最中に起きたとき)が何度もあったが、Qikはそのたびにすばやく問題を解決してくれた。

ともあれ、携帯電話のビデオ体験でのKyteとQikとFlixwagonの戦いの話に戻ろう。昨年私はKyteのトップユーザーでもあった。どうしてQikに変えたのかって? 携帯ビデオは、他のビデオネットワークでは入り込めなかったところにも、私のブランドを拡大できると思ったからだ。たとえば、World Economic Forumで携帯ビデオを撮っていたのは私だけだった。おかげで注目も欲びたし、多勢のファンもついた。私はこの7か月間、KyteのCEO Daniel GrafにKyteでもビデオストリーミングをサポートしろと、数え切れないほど言い続けてきた。はじめは乗ってこなかった。大したものではないと思ったのだろう。だが金曜日、ようやく私の携帯で使ってみたところ、それはすばらしいもので、私はKyteを見直すことになった。

これが元でこの記事を書くことになった。どうしてKyteがQikやFlixwagonを圧倒すると私が思うのか、理由を挙げてみた。

  1. Kyteが作った配信システムはQikやFlixwagonよりずっとよくできている。翻訳:Kyte.tvの埋め込み型プレーヤーはQikやFlixwagonよりずっといい。詳しくはこの後すぐ。
  2. KyteのチャットルームはQikやFlixwagonよりずっとよく、別の携帯電話からでも参加できる。QikもFlixwagonもできないことだ。
  3. ビデオのミックス。ウェブカムのライブビデオストリーミングや、ビデオカメラで撮ったビデオ、YouTubeなどにあるビデオを、携帯で録画したりストリーミングしたビデオとミックスできる機能は、QikやFlixwagonに今あるものを、はるかに凌ぐ。
  4. Kyte.tvはたった今iPhoneでヒデオを見られる。QikもFlixwagonもできない。
  5. Kyte.tvは今でもNokiaでビデオを見られる。自分で録画したものでも他の人のでも。QikでもFlixwagonでもできない。
  6. Kyte.tvは出資の一部をNokiaから受け、支援されている。大したことではないようにみえるが、これは重要だ。NokiaはKyteのサービスを社内でも使用している。よってNokiaはQikやFlixwagonに対してよりも、Kyteに厚く技術サポートをしているに違いない。
  7. Kyte.tvは、50 centなど一流有名どころも使っていて、はるかに成長が期待できる

Kyteの配信システムのとこが強力か?要するにKyte.tvのプレーヤーには、Qikに対して重大な優位点がいくつかある。

  1. 埋め込まれたプレーヤーでは、最新のビデオも、ビデオを指定して見ることもできる。Qikは埋め込んだビデオだけしか見ることができない(これは変えるつもりだと聞いているが、後半だけやってもあまり便利にはならない)。Flixwagonのガジェットを使うと、ブログの読者に、以前撮った他のビデオを見せることができるが、チャットはできない。
  2. チャットルームがいつも同じ。このためKyte.tvビデオプレーヤー上での対話はずっと早くなる。私がQikで撮ったビデオのほとんどは、コメントが付いていないか、あっても1~2件だ。これではダメなビデオと思われてしまう。一方Kyteでは、誰でも一日中でも話し合うことができる、これはよい方向だ。さらにKyteのチャットはずっとよくできていて、ビデオでも音声でもコメントできるし(Qikはテキストコメントのみ)、KyteのチャットにはFacebookからでも別のNokia端末からでも参加できる。Kyteの大きな優位性がここにある。私はKyteのチャットルームに携帯で参加するのが好きなのだが、それは音声でコメントできるからだ。あるとき参加した面白いそうなチャットで、全員音声しか使っていなかったことがある。音声は携帯からだと、テキストよりもビデオよりもずっと簡単だ。特に、携帯のカメラが安物だったり、公衆の面前で携帯を手に自分のビデオを撮っているダサイところを見せたくない人にとっては。
  3. KyteのFacebook用プレーヤーは、これまでQikやFlixwagonが作ってきた何よりも気に入っている。Kyteのプレーヤーは専用ブランドにすることができて、自分のFacebookプロフィール専用にカスタマイズしたFacebookアプリを作ることもできる。つまり、TechCrunch専用のKyteアプリを作れるので、ブランディング目的には非常に有効だ。

以上を総合すると、いったいどうすればQikやFlixwagonが携帯ビデオの戦いでKyteを抜き返せるのか私にはわからない。みなさんはどう思うだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi)