Google Ad Plannerは、Googleツールバーからデータを集めているのか?

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最近開始されたGoogle Trends for Websitesは、ドレスリハーサルにすぎなかった。これをベースにした本物の商品は、今日(米国時間6/24)Googleが発表したGoogle Ad Plannerだ。Google Ad Plannerは、広告主が自分の広告をどこに出したらよいかを決めるために作られた。ウェブサイトのトラフィックや人口統計などの一般情報を提供するもので、性別、年齢、学暦、世帯収入などが含まれている。

Googe Ad Plannerの弱点の1つが、この中から実際に広告を買うことができないことだ。Googleの広告すら買えない。広告主は別途AdWordsなどの広告プラットホームにログインする必要がある。

しかし、Google Ad PlannerとTrends for Websitesにまつわるもっと大きな問題は、Googleがいったいどこからこのデータを取ってきているか、ということだ。Google Ad Plannerのトラフィックデータは、消費者がGoogle Trends for Websitesで見ることのできるものと同じものらしい。じっさいこれは、単なるGoogle Ad Plannerの軽量バージョンであって、元になるデータは同じ「集約したGoogle検索データ、オプトインの匿名によるGoogle Analyticsのデータ、オプトインの外部消費者パネルのデータ、その他サードパーティーの市場調査」などだ。何かはっきりしないな、と感じたとすれば、その理由は、実際にはっきりしていないからだ。

残された疑問は、Googleが今ターゲット広告用に広告主に使って欲しいと言っているトラフィックデータを、あの大量に配布されているツールバーを使って収集しているのかどうかという事実だ。優れたレビューを書いているSearchEngineLandのDanny Sullivanが、Googleに対してツールバーのデータも使っているのかどうかに絞って聞いてみた。Googleの回答は「極秘情報源の構成要素については明かさない」とのこと。他の要素については上のように(検索データ、Google Analyticsデータ、パネルデータ等)公開しているのだが。Sullivanがこう結論を下す。

Google Toolbarについて語られなかったという事実は注目に値する。私が構成要素の中にツールバーが含まれて〈いない〉ことを確認することに限定して聞いた質問に対して、返ってきたのが「極秘情報源」という上の回答だけだったのだ。

ここから私は、ツールバーのデータが使われて〈いる〉と考えるに致った。Google Analyticsのデータに焦点を絞っていたのは、見せかけだろうと思う。Googleはこの情報の主要な情報源をGoogle Analyticsに頼ることはできない。理由は単純で[Google Analyticsが]どのサイトでも動いているわけではないからだ。一方、Google Toolbarのデータからは、世の中のサイトのほぼ完璧なサンプルを得ることができる。

これが真実なら、Googleは事実を公表すべきだ。たとえツールバーのデータを匿名の集約した形でのみ使っているのだとしても。なぜなら、ツールバーをダウンロードした人のほとんどが、収集された自分たちのネットサーフィン習慣データが、後で広告のターゲットにされるのに使われるとは思っていないからだ(ツールバーがターゲット広告用のトロイの木馬になる可能性については ここに書いた)。

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(翻訳:Nob Takahashi)