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Delverのソーシャルグラフ検索エンジン、ついに一般公開

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1月にステルスモードから姿を現したときに記事にしたDelverが本日(米国時間7/15)、ソーシャルグラフの検索エンジンを一般公開した。プロダクト自体は非常に興味深いものだ。但しアルファ段階ということで過度な期待は禁物。

Delverの目的は、未来のGoogle検索における基本パーツになるだろうとGoogleのMarissa Mayが指摘したソーシャルグラフ領域に内包される知識及び情報を表に出して、アクセスできるようにすることだ。

Delverの仕組みは、直接的ないし間接的な関係性をマッピングするところから始まる。DelverはMark HendricksonJason Kincaidおよび私がTechCrunchを通じて関係していることを認識する。MarkについてはFacebookで直接に繋がっていることも把握する。JasonはLinkedInのプロファイルでTechCrunchの仕事をしていると記しているので、ここから、私とは間接的な関係があると認識されることになる。

これらの関係がマッピングされると、ウェブ検索を行う際にこれらソーシャルグラフ情報を活用する。検索結果は社会的関係性によってランク付けされるようになる。検索結果には、どのようなソーシャルグラフ情報に基づいて情報が表示されているのかが示される(ブレッドクラムと呼ばれる)。上の例では「Me >> Mark Hendrickson >> Jason Kincaid」と表示されることになる。

Delverが一般に公開されるのは、このアルファ版が初めてのこと。完成度は低く、Delverにとってみれば勇敢な決断ということになる。実際に利用する際には以下のことを念頭に置いて、的外れな期待を持たないようにしておきたい。

まず、ソーシャルグラフの情報が不十分な場合には検索結果も限定的なものになってしまうということ。ソーシャルグラフ面での情報収集や解析の面でも、まだ完成されているわけではない。アルファ段階ではMySpaceから4千万件、Hi5から3千万件、フェイスブックから250万件、Bloggerから150万件、Flickrから300万件、そしてDiggからは30万件の情報を集めているとのこと。

次に、Googleに於けると同様の、効率的な操作性を期待しているなら、機能面で大いに不満を感じることになる。Delver社CEOのLiad Agmonはによると、これはDelverの目的とするところにもよるものだ。すなわちDelverはソーシャルグラフの検索エンジンとして、外部に提供することも考えている。各種機能はDelverのエンジンをカスタマイズしてシステムを統合する際に、Deliverを採用するそれぞれのソーシャルネットワークが選択して付加するものになる。

Deliverの試みは野心的なもので、ソーシャルグラフ検索の世界での成功を云々するのは早すぎるだろう。しかし魅力的なものであることは間違いない。

最後に今後に関わる大いなる疑問。ソーシャルグラフの検索には専用の検索エンジンがあった方が良いのだろうか。それとも結局はGoogleがうまくやることになるんだろうか。さらにFriendFeedなどを通じて、あらゆるソーシャルネットワーク上の活動を知ることができる中、「検索」という考え方が必要なのだろうか。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

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