今日やった仕事をididworkでボスに知らせよう

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GoogleやYahooのデータ取り扱いを簡単にしたWikiaの進化

〔日本語版編集部:この記事の執筆者はCameron Christoffersです。〕

Y Combinator発のスタートアップがまたひとつ、ididworkが昨日(米国時間8/5)、サービス開始を発表した。ひとことで言えば、従業員が自分のやった仕事の記録を残すためのウェブベースのサービス。従業員が週毎または月毎のレポートを、表やグラフ、集計データ等の形式で上司に提出し、システムを通じてフィードバックを受けることができる。このサービスは、業績レビューを促し、現状報告のためのミーティングをなくして、従業員が、上司の印象ではなく、具体的なデータに基づいて評価されるようにするためのものだ。

このサービスが、他の多くの業績監視プラットホームと差別化しているのは、上司が関わらなくてもよい点だ。このシステムは純粋に従業員の視点で設計されており、自分の進捗を管理して時間に沿って傾向を分析することができる。同サービスは企業自体に使ってもらう必要はなく、個々のユーザーの間で広まっていくことができる。従業員は、業績の詳細を上司に送ることもでき、その場合は上司がネットワークに参加することも可能だ。ここには、はっきりとしたバイラル的要素がみられ、成功の可能性を秘めているが、それは果たして従業員が自分の業績を記録する必要性を感じるか、実際にどれほど情報価値があるかにかかっている。

発想は単純にみえるが、大きな問題に立ち向かうものだ。大企業で生産性を測ることが困難だということ。従業員との面接で、上司には従業員が何をやってきたのかについて、ほとんど情報がないため、生産的らしくみえる行動に基づいて評価をしがちだ。毎日遅くまで残業しているとか、全社宛のメールを早朝3時に送っているとか。このサービスを使うと、ニュースフィードを通じて同僚の作業状況を把握することもできるため、状況報告ミーティングを無くすことにもなる。

競合状況に関しては、類似のサービスは多いが同じモデルに沿ったものは少ない。作業ログ作成サービスは存在するが、課金時間を測ることに特化している。業績レビュー用のプラットホームもたくさんあるが、人事部門を対象にしたもので従業員個人向けではない。37 SignalsのBackPackには似ている部分があるが、個人の業績管理というよりは、グループ内の業務管理に向いている。

同社のファウンダーらは、サービス稼動後いずれは雇用者に課金する計画だが、初期ユーザーは引き続き無料で使用できる。将来の規模拡大に向けて、同サービスではデスクトップ用ウィジェットとの連携と、業績詳細表のカスタマイズを計画している。

ididworkのファウンダーらは、以前Expensrを立ち上げ、後にMyStrandsに買収されている。その前には、大型コンサルタント会社で働いており、そこでこの最新プロジェクトのアイディアを思い付いたという。

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(翻訳:Nob Takahashi)