6次の隔たりは今では3次?

次の記事

Diggのホームページに載りたい?じゃあ私に1200ドル

Six degrees of separation

世界中の誰もが6次の隔たり(six digree of separation)ぶん離れているという古い〔といっても1970年代〕ことわざを、改定する時期のようだ。フランスのモバイルキャリアO2の研究によれば、知らない人同士の隔たりは前よりずっと狭くなっているらしい。

その研究によると、平均して一人の人がほかの人と、共通の関心や所属集団を介して結びついている関係の連鎖は、6次ではなくわずかに3次だそうだ。そして人びとは通常、主に3つのネットワーク…家族、友人関係、仕事…に所属している。

O2は3つの年齢層…18-25歳、35-45歳、55歳以上…の被験者に対して、世界中のランダムな場所のランダムな知らない人に、個人的な関係だけを通して接触するよう求めた。お互いに共有する関心事項を結び付けることによって、被験者たちは相手と3つの個人対個人のリンクで接続できた。

1967年に“6次の隔たり”説を最初に唱えたStanley Milgramは、現代の世界では人と人が個人や関心事項を介して接続できることを示した。しかしSNSというものがある今の世界では、知らない人同士のリンクはMilgramの時代より近くなっている。

研究を行ったSNSの専門家Jeff Rodriguesによれば、被験者の97%が、昔に比べて今のほうが人びとと結びついていると感じると言った。そして年配の被験者にとっては、電子メールと携帯電話が、隔たりを減らした主な要因だった。しかし若い世代にとっては、Facebookがその主な要因だ。またテキストによるメッセージング〔チャットなど〕も、隔たりを減らした重要な要素だった。

「研究によって明らかになったのは、私たちの今日の対話方法によって、人との接続を作ったり、接続のネットワークを作ることが、かつてありえなかったほどに容易になっていることだ」、Rodriguesはインタビューでこう語った。

ただしこの研究は、本当の科学的研究とは言えない。なにしろ、O2がスポンサーとして費用を出している。それに、LinkedInのアカウントを持っている人なら誰もが知っているように、現実にはたったの3次ではたどり着けない“知らない人”のほうが圧倒的に多い。でも研究は、われわれみんなが知っているあることを裏書きしている:以前にくらべるとずいぶん、互いに接続している人たちが増えた(その人の人生のまっ中心ではなくて周縁的…はしっこ的…な接続にすぎないとはいえ)。

たぶん今は、Milgramの研究をもっとしっかりと見直すべき時期だろう。そうすれば、Facebookなどはガキどもがひまつぶしをする場所以外の何物でもないといった批判を、黙らせることができるだろう。よく思い出してほしい。これまでにも、一つのサービスや一つの産業が、人びとの結びつき方を完全に変えた例がいくつもあったじゃないか。

[原文へ]
(翻訳:hiwa)