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TechCrunch50日本勢の活躍(2)Tonchidot

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TC50: Devunityはブラウザー・ベースの協同コーディング・ツール

tonchidot-presentation2日目の会場を爆笑の渦に巻き込んだTonchiDot(頓智・株式会社)の自称“頓智世界のウィリー・ウォンカ”ことCEO井口尊仁さんは、普段からこういうキャラらしく、デモ後も「まだ物足りないですね」。

今回デモした「Sekai Camera」(米版その翻訳)は、CTOの赤松正行さんら計5人のチームで開発した。「最初はハードも作ろうと思ったんですけど、ちょうどiPhoneができたので、これ使おうということになったんですよ」と井口さん。

電脳メガネならぬiPhoneをカメラモードに構えて世界を見ると、友だちの残した音声や文字など、たくさんのタグがオーバレイして見える。「構想30年、開発1年」(赤松さん)のAR(拡張現実)っぽいiPhone対応ツールだ。

デモ動画はナレーションが重なると面白さ百倍で、特に猿が二足歩行を経てiPhoneを構えるまでになる進化図(1’55″。井口さんのアイディア)では会場全体が吹いていた。

講評では、ティム・オライリー氏が「これは何年も夢見てきたものだ。問題はどうそれを実行するかだろう」と、現実世界をおふだで埋めるまでのソース確保の面を掘り下げたが、井口さんは「想像してごらん。イマジネーションを忘れずに。Join Us」とジョン・レノンのように諭し、会場からやんやの拍手を浴びた。

WebwareのRafe Needleman氏が、「ではグーグルから買収されるまでにみなさんは…」と切り出すと「NEVER」とキッパリ遮り、笑い&拍手。 技術の詳細が今ひとつクリアでない点に質問が及ぶと、「僕らには特許があります」と一言で済まし、笑い&拍手。

もはやお笑い劇場のノリだが、事前に「手短かに」と指示された通り行ったのが回答をはぐらかしているように聞こえた人もいたようで、残念だった。Twitter共同創始者エヴァン・ウィリアムズ氏は「怪しい」と懐疑的だったし、CNetブログは、最高に面白かったけど面白いで終わってしまいそうだ、として、最後に疑問点を並べている。

TotoさんがAjiajinに書いているように「本物ではない」というもいるそうなので(ドイツの著名ジャーナリストらしい。上の写真では手を叩いて笑っているが…)、これはもう、後で教えてくれた「位置情報と端末を向ける方向を認識する技術」という部分の仕組み、AppStoreでのリリース予定など、もう少し相手の文脈に合わせたQ&A、略歴をサイトに早急に用意する必要がありそうだ。

(Q&Aセッション後半部)

でも、ブースにはマスコミが大勢訪れていたし、これまでで一番盛り上がったのは事実。「これからですよ」という言葉通り、実現に向けてがんばって欲しい! 

日本からは今回OpenTraceRINEN)、SekaiCameraTonchidot)、GazoPa(Hitachi)の計3つの応募が最終選考に残っている。最終日の報告もお楽しみに。

[関連]
“iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件” – ITmediaオルタナティブブログ
井口氏の報告赤松氏の報告
ギズモードJDのレビュー       
日経ビジネスオンライン

(文責:satomi)

“TechCrunch50日本勢の活躍(2)Tonchidot” への23件のフィードバック

  1. takahito iguchi より:

    There is a little mistake that i found ” 猪口 (mistake) “→” 井口 (not mistake) “.
    Please Look Again ! (not looking up..).

  2. ゆきち より:

    http://japan.cnet.com/member/u26252/profile/
    井口さんって、同名異人でなければ、この人ですよね。今回だけでなく、大分前からソフトウェア開発や企業経営を行なって来た人です。

  3. ゆきち より:

    あ、既にリンクがありました。すいません…。

  4. satomi より:

    漢字表記とエヴァン・ウィリアムズの下り、訂正しました! (録画では「タグに日付けが未来なのあったぞ」と笑ってるだけで悪い感じではないですよね)

  5. satomi より:

    あ、これQ&A後半ですね、戻させていただきました!

  6. takahito iguchi より:

    The Company that held a party at “Temple” is “Symantec” not “Simantec”.
    :)

  7. joc より:

    これすごい受けてるように見えてるけどかなりバカにされてる方が多いんじゃねえのwww

  8. […] TechCrunch Japanese アーカイブ » TechCrunch50日本勢の活躍(2)Tonchidot […]

  9. 頓知・株式会社の「Sekai Camera」…

    TonchiDot(頓知・株式会社)のiPhoneアプリのデモンストレーションがTechCrunch50において一定の評価を受けたという記事です。

    iPhoneの方はコチラからどうぞ
     

    TechCrunch Japanese アーカイブ » Te…

  10. takahito iguchi より:

    OMG!!
    Our Company name is “tonchidot” but 頓智 is right 頓知 is wrong…..

  11. satomi より:

    ゆきちさま:
    リンク多謝です。

    takahito iguchiさま:
    I updated them both. Thanks!!

    BTW, Ev mentioned about your presentation on his blog;
    http://evhead.com/2008/09/further-notes-on-my-techcrunch50.html

    (追)jocさま:
    グーグル買収の可能性に「NEVER」と言って会場が異様に盛り上がった直後から撮り出した感じのタイミングの映像なので流れが見えづらいかもですね…。まあでも、そう思う人もいるだろうってことで、UStream動画もデモ後すぐ削除されちゃったんでしょか…私がチェックしたときには消えてました。残念…(UPDATE: 録画、公開になりました。会場の声は拾えてませんが…FYI)

  12. […]  DEMOsaではTC50で話題騒然だったSekai Cameraの井口さん再会。  TC50の記事を見て「あっ! 井口さんだ!!」と思ったら、会場で10年振りの再会となって、しかも一緒の舞台で話してるんだから縁とは面白い。  iPhoneに絡む様になったらゲーム業界からぼくの立ち位置がズレたみたいで、昔の知り合いの正体不明でエネルギッシュ系の人との再会が頻発する。 […]

  13. […] 昨年プレゼンを行った3社のうち、一つはセカイカメラのプレゼンを行った頓知ドット株式会社だった。あれから1年。Jasonに頓知ドットについても聞いてみた。「頓知ドットは素晴らしかったよ。1年前にARについてデモを行う会社は殆どなかったけれど、あの後たくさんのAR関連サービスが出てきた。頓知はここで、既に一年前にあのプレゼンをしていたんだからね。」 […]

  14. […] 眠い眼をこすりながら、翌日の午前、TC50会場の設営中で多忙を極めるジェイソンの目前で再披露。しぶしぶながら明日の本番に登壇して良いと認 められたのだった。まさにギリギリセーフ。あのまま諦めていたら頓智・もセカイカメラも、きっと世に出る事なく消え去っていたに違いない。そして、あの興奮のデモ。終了直後に舞台裏にアーリントンがやってきて、「You rocks!」とグーでパンチをくれたのは最高に嬉しかった。 […]

  15. […] ただし、非公式には存在しているAPIが結構沢山あって、柔軟なObjective-CとCocoa Touchの特性故に、実際に利用することもできます。このようなハック的手法で、公式にはできないようなカメラ・アプリケーションがいくつか発表されていました。例えば、私のDecorReality(リアルタイム・プリクラ風のビューワ)もそうですし、TC50でのセカイカメラが驚きをもって迎えられたのは、そんな理由もありました。 […]

  16. […] Crunch 50に乗り込んで、その時にゼロベースの孤独と熱狂をいやという程味わったし、今回もTech […]

  17. […] 本誌がセカイカメラを語るとき、いつも読み返すのがこの記事だ。ティム・オライリー氏が投げかけた「これは何年も夢見てきたものだ。問題はどうそれを実行するかだろう」という言葉は今も色褪せない。2008年9月、早いもので今から1年半前。奇跡のステージだ。 […]

  18. […] 今回の連携について伊藤氏は「連携の話を始めたのは2009年の11月頃から。元々狭い世界(笑)なので、交流はあった。ARをもっと身近な存在にするにはどうしたらいいか、と。」と、連携のきっかけについて言及。「実空間透視ケータイが出たのが2008年6月。ARは頓智・だけでないとアピールしていた。そういう経緯を踏まえ、今回の連携がARの発展の寄与になると考えている。」2008年9月のTechCrunch50でデビューしたセカイカメラとの連携はまるで同級生コンビのようだ。 […]

  19. […] この記念すべき回に設定したテーマが「位置とAR」。そう、TechCrunch JapanにとってAR=セカイカメラだ。2008年の熱狂的なTechCrunch50(残念ながら新しいイベントに変わってしまったが)でのデビュー、Crunchiesへのアジア初選出など話題にことかかない彼らと一緒にイベントができたことを嬉しく思う。 […]

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