SanDiskがmicro SDカード入り音楽発売だって? レーベルがなんでこんな話に乗ったものやら

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最近、音楽を詰めたUSB stickが売られているが、SanDiskは大手レーベルをどうにかして説き伏せて、15mm x 11mm x 1mmの1GBのmicroSDカードに音楽(ありがたいことにDRMなし)を記録して発売することに成功した。さらにSandiskはBest BuyとWalmartにこの商品を販売させることにも成功している。さらに詳しい情報はslotMusic参照。

SanDiskの連中が他のみんなにこのアイディアを売り込むときに使ったパワポのプレゼンをなんとかして見てみたいものだ。

New York Timesによると、アルバムの価格は$7-$10になるという。SanDiskのmicroSDカードそのものの市場価格が現在$8.50だから、これは驚きだ。SanDiskのすべての音楽カードにはUSBコンバータがついてくるというから、原価はさらに高くなるはず。もちろんカード自体の売値にもマージンが含まれている。しかしそれにしてもこの値段ではレーベルに分配されるマージンはいくらにもならないだろう。音楽カードの売値がそんなに安いはずはないと私は思う。CDの現行の価格より高くて当たり前のはずだ。

USBドライブの方が音楽を販売するメディアとしてずっと便利だ。どんなコンピュータもUSBはサポートしているし、爪の先ほどの大きさしかないmicroSDカードにくらべてずっと失くしにくい。しかしslotMusicでは、この商品は携帯電話を狙っていると言っている。多くの携帯にはmicroSDスロットがある。Walmartでアルバムを買って、店を出るなり速攻でそれが聞けるというわけだ。

しかし、そんなことがブームになるとは思えない。多くの携帯電話で、オンデマンド・ストリーミングによる無料音楽サービスが、ブラウザを通じて可能になっている。iMeemがそうだし、今週中にはMySpaceMusicが加わる。だいたい、今まで録画されたありとあらゆる音楽ビデオがYouTubeにアップされていてiPhoneから3クリックで閲覧可能なのだ。携帯ユーザー相手なら、ストリーミングで音楽を聞かせて、気に入ったらダウンロード販売するか、もっと高率のマージンが期待できる着メロを販売するビジネスモデルの方が優れている。

まだ手に入るうちにSanDiskの音楽カードを1枚買っておくとよい。来年の今頃はコレクターズアイテムになっているに違いない。音楽ビジネスの将来は無料のストリーミングと(最終的にはこちらも無料になるはずの)ダウンロード販売にある。物理的なメディアは袋小路だ。.

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(翻訳:Namekawa, U)