Appleは期待値を下げて貧しいMWのダメージを最少化

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多くの人が、今日(米国時間1/6)のPhil Schillerのキーノートプレゼンテーションはやや生彩がないと感じた。つまらなかったという意味ではない…ソフトウェアのアップデートの中には本当にエキサイティングなものもあった。でも、過去のMacworldのキーノートは、毎年、重要な新製品の発表の場だった:Macbook Air、MacBook Pro、そしてたぶんいちばんビッグな発表はiPhoneの初代機だ。投資家たちは、ほとんど習慣的に、1月にAppleから重大発表があることを期待する。そして少なくとも過去4年間は、キーノートへの彼らのリアクションによってAppleの株価は上下した。

今年は違う。そしてそれは偶然ではない。

Keynote Index Fundというサイトが、過去の株価の変動を表にまとめている。2006年にAppleは最初のIntel機を発表し、発表から二日間で株価を10.3%上げた。その翌年はiPhoneとApple TVのロンチ、やはり二日で13.5%上げという大技(おおわざ)を達成した。

でもキーノートが期待はずれだと、株もしぼんだ。昨年AppleはTime Capsule、Movie Rentals、AppleTV 2、Macbook Airなど、いずれも上出来の新製品を発表したが、どれも前年のiPhoneの発表ほどの力はなく、次の二日間で株は10.7%下がった。

Macworld 2009は何週間も前から、去年と同じ運命かとささやかれていた。新製品発表の噂はほとんどなく, 盛り上がる話題もない。Appleは何も発表することがないのでは、という観測すらあった。そこへ、Appleは爆弾を落とした:これは最後のMacworldであり、CEOのSteve Jobsはキーノートをやらない。Jobsの健康に関する不快な噂がいくつも飛び交い、しかしそれが期待値を下げる効果を生んだ。影響力のあるアナリストたちがひたすら、”重要な新製品の発表はない“と言い続けた。だから今朝Philが第三世代iPhoneを大々的に発表しなくても、誰も驚かなかった。株はやや下がったが、下げ幅はふつうの日よりちょっと大きい程度だった。

被害額はいくらだったか? 一株あたり1ドル56セント(-1.65%)だ。拍手には値しないがでも、過去数年に比べて今年は、もっと、もっと、もっと ひどくて当然だった。上の表は二日間の数字だから、明日の下げ幅を見ないと実際の比較はできない。がしかし、今日の動向から見ても、そんなに大きな変動はないだろう。

Steve Jobsが期待値を下げる目的で身を引いたのか、それを知るすべはない。でもキーノートでラップトップ用長時間電池とソフトウェアのアップデートだけを発表する彼の姿は、想像できないよね。彼自身も、そうだったと思うよ。

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(翻訳:hiwa)