MozillaとSkype、iPhoneの「ジェイルブレーキング」をDMCA法の例外とするEFFの要請を支持

次の記事

ドメイン名は1億7700万に増加するも伸びは鈍る―VeriSignレポートを発表

電子フロンティア財団(EFF)はアメリカ特許庁に対してiPhoneのジェイルブレーキングをDMCA〔デジタル・ミレニアム著作権法〕に規定された著作権侵害の例外とするよう申し立てている。これについてSkypeMozillaが支持を表明したとAppleInsiderが報じた。この例外が認められると、AppleはiPhoneの内部ソフトウェアを改変してセキュリティー措置を無効にする行為を著作権侵害として差し止めることができなくなる。

VoIPサービスを提供しているSkypeではEFFの例外申請を支持し、「著作権法はユーザーが自分のiPhoneにSkypeをインストールしてきわめて安価ないし無料の長距離、国際通話を利用することを妨げるべきではない」と述べた。

AppleInsiderも指摘しているが、VoIPアプリケーションはWi-Fiを利用する限りiPhone上で許可されている。

一方、MozillaのCEO、John Lillyは、 「iPhone SDKの利用契約にははっきりとFirefox のランタイムを歓迎しない旨書いてある。たとえ特許庁がジェイルブレーキングに対してDMCAの例外措置を認めたとしてもMozilla自身がiPhoneアプリを作ることはないだろう」と最近のComputerWorldのインタビューで述べた。ちなみにMozillaはAppleの携帯向けSafariを含むWebKit版ブラウザに対抗すべく、独自の携帯ブラウザ(Fennec)を現在開発中だ。

AppleではEFFの申し立てについて、「過去にDMCAの例外が認められたケースはない。DMCA自身に互換性を確保する(これがEFFの主張の主たる根拠だが)ための例外的措置に関する条項が定められている。またEFFはわれわれのユニークなビジネスモデルを攻撃するために法廷を不当に利用しようとしている。EFFはジェイルブレーキングを合法化することによってイノベーションが加速されるとしているが、その証拠をなんら提出できていない」などと反論している。

これに対して、EFFのFred von Lohmanは「Appleの主張はFUD〔デマを流して恐怖を与えるマーケティング〕の典型であり、馬鹿げた家父長主義だ」と述べた。

(画像:Amit Bhawani

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)