Facebook Connect + Facebook Ads = ソーシャルな広告ネットワーク

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Facebookは今明らかに収益の増大に力を入れている。Mark ZuckerbergがFacebookの評価額を証明しなければならない場合(これに関して彼は新顔の投資家たちが言うことなど断固無視する)、まず具体的な収益の数字を見せなければならない。そして収益といえば、SNSの上でどうやって広告料金を稼ぐかだ。ダヴォスではFacebookのCOO Sheryl Sandbergがぼくに“今年はうちの広告製品の進化に期待してね”と言った。同社が今取り組んでいる大きな進化努力が、Facebook ConnectFacebook Adsを組み合わせて、実質的にFacebook Connectをソーシャルな広告ネットワークに変えることだ。本誌はこの件で、2つの互いに無関係な筋から情報をもらった。その片方は、製品について具体的によく知っている。Facebookにコメントを求めたら、こんな声明をもらった:

弊社はつねに弊社のデベロッパのための新たな機会に着目していますが、最近ロンチしたものは何もありません。先月は数人のデベロッパによりFacebook Adsを彼らのアプリケーションの内部、とりわけFacebook.comの上に置く試験をしている、と発表いたしました。それはデベロッパの収益化努力を支援する取り組みの一環です。それらの初期的試験の結果により、Facebook Adsを将来的にそのほかのアプリケーションやデベロッパにも拡張していくことの是非と、その方法について、判断できるものと思われます。

Facebook Connectに広告を導入することは、収益を拡大するための自明の方法の一つであり、情報筋によるとそれはSandbergのより大きな取り組みの一環として行われる。上の声明が言ってるように、ちょうど先月、Facebookは初めて、サードパーティのアプリケーションのページの上での広告の試験を開始した。そのときさらに、Facebook Connectを使っているサイト用のコメントウィジェットも導入したが、それはFacebook ConnectをインストールしているサイトにおいてFacebook Connectの居住面積を拡大するものだ。さらにもっといろいろなFacebook Connect用アプリケーションが、しかもサードパーティ製のアプリケーションも含めて、パートナーサイトに登場することが想像できる。そうやって、いろんなアプリケーションでもって、居候(ルビ:いそうろう)FbCの占める面積が次第に大きくなると、そのうち広告の一つや二つが挿入されてもおかしくない。

広告は初め、そういう、なしくずし的に広がった居候面積に出るものと私たちは理解している。通常の広告スペースでは、Google、Yahooなどの既存の実績ある広告ネットワークと競合しなければならないから不利だ。Facebook自身のサイトや一般的にSNSの上では、広告のパフォーマンスが良くないことが知られているから、賢明なやり方としては当然そうなるだろう。

目下Facebook Connectはあくまでもパートナーサイトのデベロッパのためのプログラムであり、デベロッパがそれをサイトに挿入することによって、ビジターが自分のFacebook IDを使ってログインしたり、そのサイトの上での活動に関するデータを自分のアクティビティフィードを介してFacebook上のフレンドと交換する、といったことができるようになる。しかしFacebook Connectを使ってパートナーサイト上のFacebook会員に訴求する広告は、強力な収益源になりえる。控えめに言っても、それはFacebookの可利用な広告在庫を現在のFacebookの自己サイトを大きく超えて増大させる。逆に誇大妄想的に言うなら、Facebookがさまざまなコンテキストに応じた層別広告を、それらを歓迎するパートナーサイトで打てるようになり、さらに大きな収益を生むだろう。

SNSの上で広告のパフォーマンスが最悪である理由の一つは、そこでは広告が場違い(お呼びでない)だからだ。人に広告を見せる場ではない。SNSの上では人間は「おつきあいモード」になっていて、ショッピングや情報摂取には関心がない。でも、サイトのタイプが違えば(たとえばファッション関連のブログにお洋服の広告を掲載)、同じ人でも広告に目を向けるようになるから、その人の社会的プロフィール(年齢、性別、住所等々)に応じた広告を打てるようになり、SNSの上よりずっと良い反応が期待できる。Facebookは以前、この道をBeaconと共に歩んだことがあったが、その取り組みはプライバシーをめぐる不安のためにモロに破綻してしまった。今度は、もっと気をつけて歩くべきだ。でもBeaconの一件から学んだために、FbCは完全に任意参加/導入型だし、今のところそれでうまくいっている。

しかしこれからは、そこからお金を稼がなければならない。Facebookの1億7500万人の会員のデータを、有効利用しなければならない。しかも間違いなく言えるのは、もしもFacebookがソーシャルな広告ネットワーク(social ad network, SAN)を作らなかったら、よそが作る。というより、すでにメジャーなSNSの全員が、会員たちやそのデータにアクセスし、そのプロフィールや人口統計的なデータに基づいて層別広告を打てるような、ソーシャルアドバタイジングネットワークを作る計画を持っている。たとえば、Facebook Connectに対抗してGoogleが打ち出したGoogle Friend Connectは、Googleの社内で”Friendsense” (Friends + AdSense)と呼ばれているものの基盤を作りつつある。MySpaceやAOLですら、独自のソーシャル指向の広告を準備中だ。これらの取り組みはどれも、消費者が自分に関するデータを、自分が好きな複数のサイト間で容易に共有化できるようになる、という美辞麗句で化粧しているが、だまされてはいけない。彼らにとって大事なのはデータの共有化ではなく、層別広告だ。

これは、オンライン広告の次の進化の一歩だ。今や問題は、もう、それが果たして本当に起きるだろうか?ではなく、いつ起きるのか?だ。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

“Facebook Connect + Facebook Ads = ソーシャルな広告ネットワーク” への2件のフィードバック

  1. Corns Blog より:

    Facebook Connect Facebook Ads = ソーシャルな広告ネットワーク…

    リンク: Facebook Connect Facebook Ads = ソ…

  2. 研究開発 より:

    SNSユーザ統計…

    当然ですが
    各サイトごとにマーケティングターゲットやシステムに差異があります。

    総じて、
    1%のユーザが99%のコンテンツを生産している…..
    と思います。

    mixi

    2009/6/28時点…

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