Cloudera、シリーズAで$5Mを調達―大規模分散DB、Hadoopの商用化をめざす

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Clouderaは間違いなく将来に熱い注目が集まるスタートアップである。出資者や顧問には業界の著名人が並び、運営者はテクノロジー界のベテラン揃いだ。重要なオープンソースソフトウェアを利用した注目の事業が始った。同社は、今日(米国時間3/16)、主力製品となるClouderaDistribution for HadoopのリリースとAccel Partnersからの$5M(500万ドル)の資金調達に成功したことを発表した。ちなみに、Clouderaのファウンダーの1人はAccelの「社内起業家」だ。

ClouderaはHadoopの商用利用を推進することが目的だ。HadoopはGoogleが公開したクラウドコンピューティングのインフラ技術をベースに開発されたオープンソースのJavaソフトウェアのフレームワークで、ApacheSoftware Foundationによって管理されている。Hadoopはアプリケーションが安価な市販コンピュータを大量に使用して膨大なデータを分散処理することを可能にする。このテクノロジーはGoogle、Yahoo、Facebook、Amazon、AOL、Baidu、NerYork Times、Joost、その他多数の有力インターネット企業が利用している。

HadoopのCloudera DistributionはRPMでパッケージ化されたRed Hat Linuxシステム向けとAmazonのクラウドコンピューティング・サービスであるEC2向けマシン・イメージで提供される。Apache2ソフトウェア・ライセンス条項にしたがって利用は無料だ。今日、同社はmy.cloudera.comというポータルサイトを立ち上げた。ユーザーが自分のニーズに対して最適化されたカスタム・パッケージを作ることができるブラウザ・ベースの設定ツールも公開された。

Clouderaにはビッグネームが目白押しだ。ClouderaのファウンダーにはMike Olson(元Oracle副社長、それ以前はオープンソース・データベスのパイオニア、SleepycatSoftwareのCEO)、 Christophe Bisciglia(Googleのアカデミック向けクラウドコンピューティング・サービスを創立し責任者を務めた)、Dr.Amr Awadallah( Yahoo!に買収されたVivaSmart)、Jeff Hammerbacher (Facebookデータ・チームの重要メンバー)などが名前を連ねている。

Clouderaに対する出資者には、Diane Greene(元VMwareのCEO)、Mike Abbott(Palm上級副社長)、CaterinaFake(Flickrの共同ファウンダー)、Dr. Qi Lu(Microsoftのオンライン・サービス・グループの責任者で、元Yahoo!の執行副社長)、MartenMickos(元MySQLのCEO)、Jeff Weiner(LinkedIn社長、元Yahoo!上級副社長)、Gideon Yu(FacebookのCFO、元YouTubeのCFO)などが含まれる。

ClouderaのローンチはNew York Timesが独占スクープした。この記事にはGoogleのCEO、Eric Schmidt自身がClouderaのスタートに祝福を与えているというこぼれ話も載っている。ちなみに、GoogleはHadoopの基礎をなす技術に対して、そうしようと思えば十分に知的所有権を主張できるはず。

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(翻訳:Namekawa, U)