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短縮URLは必要悪か、単なる悪か。

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ウェブでの行動の中で最もバイラルなのが、リンクの共有。早くて簡単で、アイディアを伝える優れた方法だ。かつて人々がメールを送ったり、Deliciousのようなブックマーク共有サービスを使って行ったりしていたことが、今やFacebookやTwitterなどのソーシャル配信サービスに移ってきている。ひとりひとりに送るより、友人やフォロワー全員とリンクを一回共有するだけの方がはるかに効率が良い。

Twitterはリンクをすばやく共有するのに特に適しているが、おそらくその140バイトの制限が、何にも増して短縮URLサービスの利用を促進したことだろう。長いURLから短縮版を作り、通常は本来の行先に飛ばす。例えば http://jp.techcrunch.com/archives/20090406revolution-money-raises-another-42-million-for-alternative-payment-service-nobody-is-using/http://tinyurl.com/coflhoとかhttp://bit.ly/q3Sl9とかhttp://digg.com/u1LRRになる。

この手のサービスは、TinyURL、bit.ly、Snurl、tr.im、is.gd、さらには新しいDiggbarなど10種類を超える。高級なものはアクセス記録も取る。bit.lyなどは、つい最近$2M(200万ドル)調達したところだ。短縮URLを好きな人などいないが、一種の必要悪だろう。Twitterのメッセージの半分以上をURLにすることなくリンクを共有する方法が他にあるだろうか。

そこにはもっと複雑な事情があるようだ。Deliciousのファウンダー、Joshua Schachterは、これを紛れもない悪だと考えている。Schacterがこう書く、「最大の問題は、短縮サービスが、ただでさえガタの来ているサービスに、別のレイヤーを加えることだ」。言い換えれば、ウェブを遅くしている。他にも悪である理由を挙げている。しくみの中に大量の仲介人を新しく増やした結果、リンクはそんなスタートアップ企業たちの存続に依存し、サービスのわずかな規約変更にも左右されるようになる。URL短縮によってリンクは不透明になり、スパム業者は大喜びだ。

しかも、本来実に単純であるべきメッセージに、余分な手順が一つ増える。Diggの新しいDiggbarのように、リダイレクトする代りにフレーム内にサイトを包み込むことによって、リンクの旨みを吸い取るところもある。これは、ウェブのリンク構造全体を台無しにするものだ。私が、あなたの記事をDiggの短縮URLを使ってリンクすると、手柄はDiggの物で、あなたではない。殆どのURL短縮サービスはこれをやっていないが、Diggがこの新機能で成功すれば、後に続くかもしれない。これがウェブで許されるやり方になれば、リンクの重複や本来のリンクが正しくランクされるかなど、検索エンジンにとってさまざまな面倒が起きる。

すべてを解決するための簡単な方法がある。Twitterなどのサービスが、メッセージ内の単語にハイパーリンクを付けられるようにするなど、リンクをもっとうまく取り込んでURL自体を表示して無駄な場所を使わないようにデザインを改善すればよい。あるいは、メッセージとは別にリンクのための場所を用意してもよい(つぶやきの下に「リンク」ボタンを付けるなど)。メッセージ本文にURL自体を置く理由があるのはSMSメッセージの場合だけで、これについてはTwitterが標準になるようなURL短縮サービスを自前で作るか、既存のものを買ってくればいい。買収を考えるなら、bit.lyが最有力候補だろう。これを作ったのはBetaworksで、昨年Twitterが自前のリアルタイム検索エンジンが必要だと気付いて買収したスタートアップ(Summize)を支える有力投資家だ。

さあ、URL短縮サービスは必要悪か、それとも単なる悪か。あなたはどちら?

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(翻訳:Nob Takahashi)