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CrunchPad―われわれのタッチパッド・コンピュータの新しい写真

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Google Earthのフライスルーがブラウザで閲覧できるようになった

CrunchPadなんて初耳という読者のために少し背景を説明しておこう。そもそもすべてが始まったのはこの記事だった。「私が欲しいようなコンピュータを誰も作っていない」と書くと、予想していたよりずっと安くそういうコンピュータを作れると言ってくれる人々が次々に現れた。そのコンピュータのコンセプトはこうだ。非常に薄く軽量で、タッチスクリーンを備え、物理的キーボードなし、HDDなし、起動すると直接ブラウザが立ち上がる。OSはハードウェア・デバイスを管理するためだけの機能しか持たない。サポートするアプリーケーションはブラウザと関連するプラグインのみ。以上。

カギとなるのは「インターネットの情報利用」への特化だ。バーチャル・キーボードはログイン情報や検索キーワード、簡単なメールの入力に使えれば十分。このマシンはデータの入力が目的ではない。メールやニュース、ウェブページの閲覧が目的だ。あとはHuluやYouTubeなどでビデオを見る、MySpaceMusic やimeemで音楽を聞く、tokboxでビデオチャットをする、などができればよい。ハードはネットブック用チップセット(Intel AtomまたはVia Nano)から適当なものを選ぶ。最低12インチのスクリーン、写真とビデオが撮影できるカメラ、スピーカーとマイクを備える。あとはUSBポートが一つ、AC電源の入力と音声の出力。それで全部だ。他にもっと機能が必要なら他のコンピュータを買ったほうがよい。

価格? 梱包も含めておそらく$250以下で製造できそうだ。固定費用やその他の費用(返品などにも対処する必要がある)を考えても、$300で売れば経営はなりたつだろう。もちろんソフトウェアの使い勝手が成功のカギだが、ハードウェアとしてのデザインも重要だ。

われわれはまずはいちおう起動するという最初のプロトタイプを目指してプロジェクトをスタートさせたが、これには幸いに1ヶ月で成功した。プロトタイプBはもっと見た目もよく、ちゃんと使える機能を備えていた。このプロジェクトはLouis Monierが指揮し、ソフトウェアはシンガポールのFusion Garageが開発し、インダストリアル・デザインはDynaceptのDavid YarnellとGreg Lalierが担当した。

なんにしても、われわれはこのプロジェクトを続けている(社内では「マイクの科学プロジェクト」とか単に「アレ」とか呼ばれている)。 残念ながら、われわれは現時点ではあまり多くのことを発表できるまでに至っていない。しかしわれわれは今日(米国時間4/8)、Fusion Garageと再度ミーティングを行い、最新のプロトタイプ(B.5?)をテストした。このバージョンではソフトウェアが全面的にカスタマイズされるなど プロトタイプBから飛躍的な進歩を遂げている。前回のバージョンはフル・インストールされたUbuntu Linuxの上でカスタムメイドのWebkitブラウザーを動かしていた。今回のバージョンは、完全に独自のlinux OSにブラウザーも新バージョンが採用されている。チップもViaからIntel Atomに変更された。ソフトウェアの総ボリュームは100 MB前後ときわめて軽量に仕上がった。またこのバージョンではインダストリアル・デザインを含むハードウェア開発全般をシンガポールのFusion Garageが担当した。

事実、功績のほとんどすべてはFusion Garageに帰せられるべきである。しかし、このプロジェクトはまだ公に語る段階にはなっていないし、われわれもそのつもりはまったくなかった。要するにまだそういうタイミングではなかったのだ。しかし長い話をはしょって言えば、われわれが撮った部内用の写真を誰かが謝ってウェブに公開してしまった。で、あっという間にその写真ありとあらゆる場所に転載された。(ここここここここここそれにここなど)。われわれのCrunchGearさえ誘惑に負けるというありさまだ。

しかたがない。起きたことは起きたこととして、プロジェクトの現状はどうなっているのか? まだはっきりしたことは言えない。しかし昨年を通じて経験から学んだのは、ハードウェアを作るには、実際にその経験、能力があるパートナーと組むことが絶対必要だということだ。繰り返すが、最新バージョンはすべてFusion Garageの開発チームの努力の結晶だ。このチームはロックスター級に優秀だ。

では、現在までに作られたいろいろなプロトタイプをを時系列でお目にかけよう。最初のやつはわれわれのコンプト・イラストだ。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

“CrunchPad―われわれのタッチパッド・コンピュータの新しい写真” への8件のフィードバック

  1. […] 同じ情報ソースによれば、アップルはiPhoneやiPod Touchの新モデルだけでなく、それより大型でかつラップトップよりは小さいタブレットについても検討中だそうだ。われわれのCrunchPadの強力な競争相手というわけだ。もっともCrunchPadのすべての始まりは昨年のこの記事だったけれど・・・ […]

  2. […] 9.CrunchPad―われわれのタッチパッド・コンピュータの新しい写真(4/11) […]

  3. hh より:

    本当に販売するのかな?
    ほしいなー。
    日本でも売ってくれるといいな。
    リビングと寝室に一台ずつ買うよ。

  4. […] ガジェットで世界を制覇せよ! 2009/04/19 Photo by makelessnoise そのコンピュータのコンセプトはこうだ。非常に薄く軽量で、タッチスクリーンを備え、物理的キーボードなし、HDDなし、起動すると直接ブラウザが立ち上がる。OSはハードウェア・デバイスを管理するためだけの機能しか持たない。サポートするアプリーケーションはブラウザと関連するプラグインのみ。以上。 CrunchPad―われわれのタッチパッド・コンピュータの新しい写真 […]

  5. […] 本誌のCrunchPadに関する記事を見ると、消費者のあいだでこのような機種への要望が大きいことが分かる。それはカウチポテトならぬカウチコンピュータ〔ソファなどに寝そべって使うコンピュータ〕として理想的だし、ノートブックでもネットブックでもないまったく新しい種類のコンピュータの登場を意味するだろう。今は誰もがiPhoneなどの小さな画面にまごついているが、Appleがみんなを救ってくれる。価格と、中国における生産能力、売れ行きの上限を決めるのはこの二つの要素だけだ。…とぼくは思うけど。 […]

  6. […] 本誌はこの前の4月のアップデート以来ずっと、CrunchPadの開発を黙々と続けてきた。そしてついに、最終的なデザインが固まったようだ。今日(米国時間6/3)のこの記事ではそのコンセプトを説明しよう。あと数週間もすれば、最初の実動プロトタイプを本誌のオフィスで使っているだろう。 […]

  7. […] CrunchPadのビデオについての記事なら前にも書いたような気がする。実際、ほとんど同じような記事を書いている。ところが今度は先週われわれが開いたパーティーに来た客の1人が、CrunchPadの開発パートナーのFusion GarageのCEO、Chandra Rathakrishnanをうまく言いくるめて、CrunchPadのプロトタイプを箱から取り出すというバカバカしい場面を撮影することに成功した。問題のビデオはYouTubeにアップされ、ブログ界は前回同様、ちょっとした騒ぎになった。 […]

  8. […] CrunchPadのビデオについての記事なら前にも書いたような気がする。実際、ほとんど同じような記事を書いている。ところが今度は先週われわれが開いたパーティーに来た客の1人が、CrunchPadの開発パートナーのFusion GarageのCEO、Chandra Rathakrishnanをうまく言いくるめて、CrunchPadのプロトタイプを箱から取り出すというバカバカしい場面を撮影することに成功した。問題のビデオはYouTubeにアップされ、ブログ界は前回同様、ちょっとした騒ぎになった。 […]

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