Flight Controlの売上データを見るとiPhone App Storeの秘密がすこし分かる

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iPhoneのベストセラーゲーム’Flight Control‘を作ったFiremintが、同社の3月24日から4月25日までの売れ行きの傾向を、おもしろいレポートにまとめた。このアプリケーションは過去数週間App Storeのトップの座にいて、10数か国で有料アプリの売上ナンバーワンだった(今合衆国では7位に落ちている)。3月6日にロンチしたこのアプリケーションは、70万回以上ダウンロードされた。今現在まだ売出し期間中なので総売上額は分からないが、99セントという価格を基に計算すると、デベロッパはAppleに30%を引かれた後、48万5000ドルを手にしたことになる。

Flight Controlは、小さな飛行機を着陸地点まで誘導するゲームだが、やみつきになってしまう人が多い。アクセシビリティ(2分で遊び方が分かる)と難度のバランスが絶妙だ。やり始めると何時間もはまってしまうようなゲームではないが、病院の待合室とかバス旅行のときなどの暇つぶしには最高。



Firemintは相当がんばって売上データを記録しているが、完全ではない。Appleからデータをダウンロードするのを忘れた日が二日ほどあり、それらを後から入手することはできなかったようだ。しかしそれでも、これまで有力デベロッパが発表したデータの中ではずば抜けて詳しい。

おもしろい内容を、いくつか拾ってみよう:

  • 合衆国が売上の大半を占めて57%。次位がイギリスの17%。その次がドイツとカナダの各4%。
  • 上位アプリケーションのリストは国別になっている(合衆国でダウンロードしたデータ中にオーストラリアのデータはない)。Flight Controlは合衆国では1日のダウンロード数9586でトップになり、イギリスでは3061でトップになった。フィンランドでは1日のダウンロード数わずか23でトップになった。


  • 合衆国では、Flight ControlはApp Storeでずっと1位の座を保ちつつ売上は下降していった。App Storeを定期的にチェックするiPhoneオーナーの数は有限だから、買う人が日に日に少しずつ減るのは当然だが、上位アプリのリストの変化が激しい理由もこれで分かる。Firemintの推測では、Flight Controlが売上が減りながらトップを維持したのは、たぶんApp Storeが1日の売上数ではなく移動平均を使って順位を決めているからだ。
  • 売上は、祝日やメディアの取り上げなど、外部事象の影響を受ける(イースター(復活祭)には売上が増えた)。

このデータからいくつかのことが分かる。まず、他言語へのローカライゼーションに費用と時間のかかるアプリケーションは、ローカライゼーションを後回しにしたほうがいい。Flight Controlのダウンロードは80%以上が英語圏からだ。また、Flight Controlだけの現象かもしれないが、App Storeで1位になったアプリケーションは、そのあと売上が伸びない。むしろ、アプリケーションは急速にピークに達してから徐々に1日の売上が減っていく…トップの座を維持しながら。レポートの原文には日別のダウンロード数のデータもあるから、詳しく知りたい人はご覧いただきたい。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)