オンライン広告にもついに不況到来―第1四半期の売上落ち込む

次の記事

Fixya、レコメンド機能を追加。なぜこの企業はVCに注目され続けるのか?

オンライン広告は広告の中で最後に不況になり、最初に回復する分野といわれている。あるいはそのとおりかもしれないが、オンライン広告にもついに不況が到来したのは事実だ。4大ウェブ広告会社(GoogleYahooMicrosoftAOL)が1月から3月の第1四半期の広告売上を発表したので、オンライン広告全体の動向がかなり正確に判明した。これらトップ4社の第1四半期四半期のオンライン広告売上を合算すると、 $7.9B(79億ドル)となり、対前年比で2%、対前期比で7%のダウンとなった。

オンライン広告費の伸びはここしばらく頭打ちになっていたが、四半期ベースで実額が減少したのはこれが初めてのことだ。今四半期、これら4社の営業成績が軒並み不振だったことを考えれば当然ともいえる。Googleだけが対前年比で減少を免れただけで、他の3社はすべてオンライン広告の売上が減少に転じた。Googleの広告売上が全体の68%を占めていることを考えると、同社の売上がわずかながら増加したことが全体の減少にかなりの歯止めをかけたといえる。

対前年ベース売上の推移をみると、2008年の第3四半期のプラス18%から第4四半期の8%に減少、さらに2009年第1四半期はマイナス2%に落ち込んだ。対前四半期でベースでは落ち込みはさらに急激だ。2008年の第3四半期に一度だけ3.4%の増加があったが、これは主に季節要因からきたものだろう。それを除くと、連続6期のダウンだ。

上記の数字は全世界ベースの売上で、AdSenseやYahooの広告ネットワークのようなアフィリエイト経由の売上も含まれている。他社が四半期営業成績の報告で広告だけをオンライン収入として計上しているので、私はGoogleのオンライン・ライセンス収入を除外しておいた。もっと公式なデータと比較する場合、たとえば、最近IABが2008年第4四半期のデータを公表しているが、こちらはアメリカ国内市場だけの数字であることに注意。

私が利用した数字を下の表にまとめておいた。

オンライン広告売上(単位100万ドル)

3Q07 4Q07 1Q08 2Q08 3Q08 4Q08 1Q09
Google $4,190 $4,758 $5,086 $5,185 $5,352 r$5,504 $5,331
Yahoo $1,544 $1,590 $1,572 $1,587 $1,563 $1,594 $1,383
Microsoft $670 $860 $840 $840 $770 $866 $721
AOL $540 $620 $552 $530 $507 $507 $443
Total $6,994 $7,828 $8,050 $8,142 $8,192 $8,467 $7,878
Sequential Growth Q/Q 12.73% 2.84% 1.14% 0.61% 3.4% -6.96%
Annual Growth Y/Y 18% 8.16% -2.10%

アップデート: 上の表のY軸がゼロから始まっていない点についてコメントで指摘があった。同じ表を折れ線グラフで表すと下のようになる。

〔訳注:Y軸の基点をゼロに取ると、このようなグラフになる。〕

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)