リアルタイム検索のScooplerは検索結果も自動更新してくれる

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picture-44ウェブ界に広がりつつあるニュートレンドがある。そのトレンドとは「リアルタイム」で、情報アクセスの即時性が求められつつあるのだ。最近FriendFeedがリアルタイム化し、Facebookもその方向に動きつつある。しかしこれは両サービスの中についての話だ。世界中のウェブ全体の中でリアルタイム性を実現したらどうなるか。そういう考えから登場したのがScooplerだ。

ScooplerというのはAJ AsverとDilan Jayawardaneが開発した検索エンジンだ。この検索エンジンでは、さまざまなサービスからリアルタイムの情報を探し出してくる。情報ソースはTwitter、Flickr、Digg、Deliciousなどだ。検索語を入力すると、ページ中央に情報が表示され、これは情報元から新たな情報が入れば自動的にアップデートされる。この自動更新エリアを囲んでいる2つのカラムではホットな検索トピックスとウェブ中で人気のコンテンツを表示する。ウェブの世界で何が今現在何が起こっているのかを知るのに便利だ。

ただ、リアルタイム検索の結果が、あまりにTwitterからのものに偏ってしまっているのが問題ではある。こちらで試してみた時点での話をすれば、非常に多くの人が公開されたばかりのStar Trekの新作映画を見に行った。それで「star trek」を検索すると膨大な結果が表示され、そのほとんどすべてがTwitterでのメッセージなのだ。新たなメッセージが書き込まれて自動的に結果が更新されるのは良い。しかし従来のTwitter Searchより便利かと言えばそうでもないのだ。

もう少し発言数の少なそうなトピックについて検索してみると、検索結果もなかなか良い具合になる。たとえば「bananas」を検索するとTwitter上の発言の中にFlickrの写真も表示される。少々困ったことに、情報のリアルタイム更新を試みればたいていの場合はTwitterのメッセージばかりが表示されることになってしまう。これはTwitterがそもそもリアルタイムにアクティブ情報を交換するためのツールであり、他のものはさほどこの面に注力しておらず、情報の流れもややゆっくりとしているためだ。

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尚、ひとつ面白い機能が実装されている。それは「Peek」と名付けられているもので、検索結果の情報元ページをオーバーレイモードで表示してくれるものだ。この機能を使えば実際にリンク先のページに飛ばずとも内容を確認することができる。またScooplerでの検索結果を簡単に共有するために「Share」ボタンも用意されている。

現在のところ、この分野における競合はさほど多くない。OneRiotもリアルタイムのウェブ検索を標榜している。しかしここでリアルタイムの結果として表示されるものはあちこちのウェブを検索したもので、Scooplerで検索対象としているソーシャルサービスからの情報は表示されない。つまりScooplerはTwitter SearchないしFriendFeed検索(現在のところ情報はリアルタイムに更新されないけれど)的な要素を持っているということができるだろう。またBlastCastaはGoogleの検索結果とTwitterからの検索結果をあわせて表示する検索エンジンだ。これはこれで結構使い勝手の良いサービスとなっている(ただしリアルタイムでの情報更新機能はない)。

リアルタイム検索を行う際に、Twitterからの情報が多くなるのは間違ったことではない。しかしScooplerは、より多様なメディアを取り扱うように調整する必要があるだろう。と言うのもこの前も記事にしたようにTwitter Searchも検索機能の充実化を図り、より魅力的な検索結果を提示しようと努力しているからだ。あるいはTwitter以外にも情報即時更新型メディアが出てくれば、Twitterの結果ばかりが表示されるということもなくなるかもしれない。

ScooplerにはY Combinatorが出資している。

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(翻訳:Maeda, H)