Twitter検索エンジン、Topsyがローンチ―重要性の尺度はTwitterでReTweetされた回数

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この3年間、ステルス・モードで静かに開発が続けられてきた新検索エンジン、Topsy先ほど一般公開された。

Google以前のウェブでは、検索エンジン(AltaVistaなど)は検索フレーズとページ内容の一致度を重要性の尺度にしていた。そこにGoogleが登場した。Googleはウェブを文書のネットワークとしてとらえた。現在、あらゆる検索エンジンはGoogleのモデルにならって、ページからページへのリンク構造の分析を行っている。ページが外部から多くのリンクを受けていればいるほど、そのページの重要性は高くなる。JeffJarvisはこの点を2005年に次のようにうまく要約した「〔Google以後の〕新しい世界では 、リンクが通貨だ。リンクによって権威が生まれる。リンクによってブランドが確立する。リンクがすなわち価値なのだ。」 もちろんそれだけではない。しかし、「リンクが価値を生む」という原理が現在でもインターネット検索を動かしている点に変わりはない。

しかし2005年といえばずいぶん昔だ。その当時、ブログが不定期かつ頻繁にアップデータされるのがGoogleの頭痛のタネだった。Googleはどのブログをどのくらいの頻度でクロールするか決めなければならない。クロールには資源が必要だ。Pingサーバーとブログ検索エンジンがいっときこのニッチを埋めた。しかしGoogleが人気のあるすべてのブログを十分な頻度でクロールするようになるとブログ検索エンジンの有用性もそれまでとなった。

さて、今やウェブ上ではGoogleその他検索エンジンがフォローしきれない膨大なリアルタイムのコンテンツが生まれている。このうち大部分はTwitterから発信されているが、FriendFeed、Facebook、Diggその他のサービスからのトラフィックも無視できない。その結果、非常に多くのユーザーがGoogle検索と同時にTwitter Searchで検索を行うようになっている。たとえば私のように、たった今何が起きているかいつも追っている人間の場合、Twitter検索が全検索のおよそ25%を占めている。この率は時とともに上昇の傾向にある。

ここでTopsy登場。正確にいえば、Topsyは、われわれが今月取り上げたScooplerのようなリアルタイム検索エンジンではない。Topsyは普通の検索エンジンだ。しかしこのサービスは検索結果を得るのに根本的に新しいターゲットを利用している。Twitterユーザーだ。

3千万のTwitterユーザーは全体として巨大なコンテンツ発見マシンとして機能する。Topsyによれば、Twitterユーザーはネット上の興味あるページに対して毎日何万というリンクを発生させているという。

そして、これらTwitterユーザーの影響力には差がある。あるリンクは多数のユーザーによって投稿されるが、1度しか投稿されないリンクもある。これらのリンクとTwitterのメッセージそのものをTopsyは検索エンジンのターゲットとして利用する。

その結果は驚異的だ。

Twitterでの新しい話題は非常に短時間で検索結果に現れる。たとえば、Facebookについて検索すると、さきほど発表されたばかりの新規投資の話題が多数ヒットする。リンクの掲載順位は、Twitterユーザーがリンクを引用した回数をベースにしているが、それに加えて、そのリンクを引用したTwitterユーザーの影響力によって重みづけしている。検索対象としては「全期間(2008年9月以降)」、「1月前から」、「1週間前から」、「1日前から」、「1時間前から」を選択できる。Facebookの場合、「全期間」で検索するとFacebookのサイトやデベロッパーサイトなどがヒットする。しかし「1日」、「1時間」を選択すると、ヒットするのは資金調達の話題だ。

検索結果には引用されたページへのリンクと同時に、そのテーマについて発言している中で影響力の大きいTwiterユーザーも表示される。ユーザーをクリックすると、そのテーマに関する発言がすべて表示される。FacebookとTechCrunchの検索結果の例だ。

Twitterユーザーの影響力はホットなテーマだ。Topsyはフォロワーの数を問題にしていない。Topsyは他のユーザーがReTweet〔コピーして再発信〕 した回数によって影響力を測定しようとしている。あるユーザーが他のユーザーのメッセージをRTすると影響力はその分減少する。他のユーザーがRTしてくれると影響力は増大する。つまりここではReTweetが新たなウェブの通貨なのだ。そら、私が言ったとおりだ!

Topsyは2006年に創立され、現在までにベンチャー資金を株式と借入で$15M(1500万ドル)近く調達している。会社の詳細はCrunchBaseのTopsyの項を参照。

こちらのビデオはTopsyのファウンダーによる紹介。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

“Twitter検索エンジン、Topsyがローンチ―重要性の尺度はTwitterでReTweetされた回数” への4件のフィードバック

  1. […] Twitterのランクは上昇を続けており、つい最近Diggを抜いたところだ。もちろんTechCrunchは一般的ウェブサイトの典型とはいえないが、このデータによって、Twitterがトラフィックを生み宗す可能性が示されていることは間違いない。そのトラフィックの大半がTechCrunchのTwitterアカウントによるもので、アカウントにはおよそ71万5000人のフォロワーがいる(Twitterの新規ユーザーにお薦めされるアカウントの一つになっている)。多くの人にとってTwitterがRSSリーダーに取って代っている。われわれがそのアカウントを使う目的の一つは、TechCrunchの記事へのリンクをつぶやきまくることで、それをフォロワーたちがretweetしてバイラルに広まっていく。今やretweetは新しいタイプのリンク通貨になりつつある。われわれは、retweetの熱心な信奉者だ(各記事の最後にretweetボタンまで付けている)。 […]

  2. […] Topsyとは、Twitter上でのReTweetについての情報を扱うサービスだ。このサービスは5月に一般公開され、ReTweetをウェブ上での通貨、すなわち価値尺度として用い始めた。もちろんReTweetの回数だけを尺度に使っているわけではない(それではスパマーの餌食となってしまう)。ReTweetを行った人の信頼性なども加味して判断している。 […]

  3. attrip より:

    RTの影響力について日本では、論議されてない。
    もっと盛んになれば、フォロー数よりRTがどれだけつくかに焦点がいくのだが、、、

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