Bingはかなりのヒットまちがいなし―ユーザーの声は圧倒的に好意的

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Bingは最高のエッチ系検索エンジンだった

Microsoftにとって木曜日のBingのプレス発表は散々の船出だったが、今日(米国時間6/1)になると状況一変した。Microsoftはこの新しい検索エンジンをファンファーレもパレードもなしで静かに公開した。

先週、デモが公開され、われわれ一部のジャーナリストは記事を書くために実際にアクセスを許された。しかしそれ以外のユーザーは今日まで待つほかなかった。

われわれの読者のコメントは、当初、発表初日のネガティブなムードを反映したものが多かった。MicrosoftはBingのトップページを見せた(それさえ発表の時間には間に合わなかった)だけ、というのが非難された。Bingは“But It’s Not Google”〔しかし、Googleではない〕の頭文字だ という趣旨のコメントが何度も繰り返し投稿された。 「またLive検索の蒸し返し? Microsoftが新しいことにチャレンジするのは良いことだけど」とか、「MSはもう沈みかけた船で、こんな古臭い会社が何をやろうと問題ではない」等々。そういった雰囲気だった。

今日、ユーザーは自分で直接試すことができた。その結果、日曜夜のわれわれの紹介記事に対するコメントでは、圧倒的多数のユーザーがBingを絶賛した。Bingはユーザーに支持された。少し例を挙げてみよう。

バイバイ、Google。これからはBingerだ!

同感。試してみたが検索結果はどれもすばらしい。インタフェースも大変いい。

Bingは面白そうだ。とても期待が持てるね。お気に入りの検索キーワード(って、自分の名前:))で検索したけど完璧な結果だった。

速いし、正確だし、デザインもいい。上でSamが言ってるとおり、これはスグレモノだ。画像の処理方法が気に入った。ギャラリーに表示された画像をクリックすると、ギャラリーが左のサイドバーに縮んで、右側にその画像が載っているページが表示される。これは快適だ。ニュース検索だとヒット件数がちょっと少ないようだ。しかしたいしたことじゃない。

検索結果は優秀。私は“extend a dd-wrt network with airport express”という検索をしてみたが、驚くほど正確な検索結果が得られた。それにまた結果の表示がシンプルで見やすかった。左サイドバーの検索候補の表示も役に立った。

結果が正確。反応も速い。これから使うつもり。

けっこうよさそうだね。1週間くらいいじってみる。

おお! Microsoftもとうとう検索が分かってきたか。いくらなんでももう分かってきてよい頃だ。

私も感心した。画像や動画が多数ヒットしても重くならない。これじゃGoogleはちょっと青くなってるだろう。

あれ? Bingはいいね。Microsoftからこんなのが出たなんて驚き。

私は最悪な結果を予期していたが、期待は良い方に裏切られた。画像検索はGoogleよりよい(関連性が高い)。 私は普段Googleで行っている検索をいくつかテストしてみたが、おおむねGoogleと同様の結果が得られた。表示順序もだいたい一致していた。(つまり実際に仕事で使える)。最大の問題はGoogleを利用するのがすでに習慣になっていることだろう。Bingが優秀で実用に足る検索エンジンに仕上がっているので驚いた。ついにMSもこの分野をマスターしたようだ。Googleと同等とまでゆかなくとも、ごく近いレベルまで迫っている。

さて、私自身の感想は? 私もBingが気に入った。日常使う検索エンジンに加えようと思っている。しかし他の多くのユーザー同様、私もGoogleに慣れていて、どうやって自分の求める検索結果を得たらいいか、いろいろなノウハウを蓄積している。多くの場合、Bingの検索結果はGoogleとかなり異なる。それはそれで良いのだが、ユーザーはBingの使い方に慣れる必要がある。自分が思ったような結果が得られるようになるまで、ノウハウの習得にかなりの時間がかかりそうだ。私はよろこんでその時間をかけるつもりだ。私はそれが仕事だから当然だが、一般ユーザーはやはり自分の慣れ親しんだ検索エンジンを使い続けるだろう。つまりGoogleだ。

もしMicrosoftがBingのおかげで他の検索エンジンからシェアを奪えるとしたら、相手はYahooだろう。もし私がYahooだとしたら、ぐずぐずせずにいち早く検索提携を成立させてしまうだろう。Yahooは検索提携で腐るほどの大金を手に入れるか、会社自体を身売りするかだ。Microsoftは昨年、どちらの申し出についても大金を提示したが、拒絶された。もしBingがヒットすれば、MicrosoftにはYahooに対して金額を引き上げる動機はなくなる。司法省の反トラスト局の目が光っているのでGoogleはYahooと提携できないから、Yahooはどこへも行きようがない。

簡単に状況を要約しておこう。Microsoftが最終的に検索戦争に勝てるかどうかはさておき、検索分野で真剣な競争が行われるのはインターネット業界全体の利益になる。Googleには(こういう迷惑な試みではなく)、イノベーションを迫る外部勢力はぜひとも必要だ。Googleがあまりに貪欲にならないためにも検索市場には競争がなくてはならない。インターネット業界としては、Microsoftが勝利する必要はないが、有力な検索エンジンが一つしかないという状態はぜひとも避けなければならない。Microsoftは、すくなくとも、この最後の点については目標を達成できる見込みが大いにある。

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(翻訳:Namekawa, U)