悲惨から恐怖へ:米国新聞業界の2009年1Q広告売上が$2.6Bに激減

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殆どの人が予想していたことをはっきりさせるには、わかりやすいグラフを見るのが一番。もっとも、ここまでとは思っていなかっただろう。メディア界の重鎮Alan Mutterが、業界団体である米国新聞協会(NAA)のウェブサイトで、米国新聞広告の現状を表す悲惨なデータを見つけて、2009年1Qの彼なりの展望を自身のブログで公開している。先行きは芳しくない。

データによると、2009年第1四半期の新聞広告総売上は、史上最悪の28.28%減で、これは前年同期比$2.6B(26億ドル)以上の広告収入急落を意味している。アメリカの新聞業界にとってすばらしい年だった3年前の2006年との比較では、第1四半期に限ってみると、わずか3年間で広告収入が$4.5B(45億ドル)以上減少している

この激しい下落の原因は、デジタル広告と紙媒体両方のどうしようもない現状にある。米国新聞協会ウェブサイトに掲載された統計データをみると、今年1月の印刷媒体での売上は29.7%減($5.9B[59億ドル])、オンライン広告が過去最悪の13.4%減($698.3M[6億9830万ドル])だった。

三行広告もはっきりと打撃を受けている。昨年の第1四半期と比べて、三行広告全体の広告収入は42.32%減の$1.5B(15億ドル) だった。三行広告が、2001年には総売上$4B(40億ドル)を超え、2007年第1四半期にはまだ$3.4B(34億ドル)を維持していたことを考えると、大変な落ち込みだ。ちなみに三行広告のワースト3は、求人(-67.39%)、不動産(-45.55%)、自動車(-43.42%)。

米国新聞の年間広告総売上は、2005年に$49.5B(495億ドル)であったものが、2008年には約$37.8B(378億ドル)まで減少した。第1四半期の成績が暗示するように下降ペースが加速することになれば、今年の総広告売上は$26B~$30B(260~300億ドル)程度になると予測される。

しかも、私はまだ新聞が、どん底まで落ちていないのではないかと心配している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

“悲惨から恐怖へ:米国新聞業界の2009年1Q広告売上が$2.6Bに激減” への5件のフィードバック

  1. […] 一方で、MediaGlowチームは絶滅しかかっている紙媒体のニュースメディアから人材を引き抜こうとしている。雑誌、新聞の広告は底なしに急減している(数十億ドルの広告売上が蒸発してしまった)。印刷メディアはの高コスト体質(高い賃金、用紙代、印刷費、送料)と相まって、多くのメディアが破たんしたり、リストラを余儀なくされ、大量の優秀な人材がずっと安い給料で新たな職を探さざるをえない羽目に陥っている。 […]

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  5. […] もう一つの朗報: 少部数の新聞では案内広告(三行広告)が今でも好調だ。案内広告の売上は軒並み落ち込んでいるが、少部数の新聞では逆に伸びている。Inlandの調査報告書によると、部数が15000に満たない某紙は2004〜2008の間に案内広告の収入を210.4%増加させた。ただし、それでも、そこの営業利益は30%近く減少した。 […]

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