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ソーシャルネットワークの本当の企業価値を計算する: 2009年版

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1年前に本誌はソーシャルネットワークの真の価値を評価するという記事を書いた。それは、日本やイギリスや合衆国のようなオンライン広告の広告料が高い国のユーザ数が多いほうが価値が高い、という考え方だ。当時Facebookはユーザ数で世界最大のソーシャルネットワークになったばかりだったが、本誌の計算方式ではMySpaceが圧倒的に最も価値のあるソーシャルネットワークだった。

今回はソーシャルネットワークの価値評価を、現在のユーザ数とFacebookの$10B(100億ドル)という最新評価額を基準にして計算した。そうすると、昨年とはまったく違う結果になった。

昨年の計算方式では、Facebookの企業価値が$15B(150億ドル)(当時の同社の現在評価額)なら、合衆国のユーザ数がずっと多いMySpaceの価値は$20B(200億ドル)になった:

本誌の計算方法は、そのネットワークを利用可能な国や地域に関するComscoreのデータを使っている。よく知られている26のソーシャルネットワークについて、本誌が集めることのできたデータをグラフで表している。次に、PriceWaterhouseCoopersの最近のレポートに基づいて、各国のオンライン人口一人当たりの広告費支出額を計算した。たとえば合衆国では、2008年のインターネット上の広告支出額は$25.2B(252億ドル)である。Comscoreの推計では合衆国のオンライン人口は1億9100万人なので、一人当たりの広告費支出額は132ドルになる。原始データおよび計算結果がここにある。

ちなみに、この、オンライン人口一人当たりの広告費支出額は、イギリス213ドル、オーストラリア$148ドル、デンマーク144ドルに次いで、合衆国は第四位である。

そして、この一人当たりの金額を、各ソーシャルネットワークの各国のユニークユーザ数に掛け合わせる。いわば、ユーザに対して使われている広告費により、“重み付き平均”を求めるのだ。合衆国、日本、ドイツ、オーストラリアなど、広告ネットワークの金額規模の大きい国のユーザ数が多いソーシャルネットワークは、重み付き平均評価額が大きくなる。

この計算方式は、競合関係にある複数のソーシャルネットワークを格付けするための有効な方法だと本誌は考えている。これにより、たとえばOrkutやFriendsterのように数千万ものユーザが主にネット上の広告費支出額の少ない市場に分布しているソーシャルネットワークは評価額が小さく、広告費の多い国のユーザを多く抱えるソーシャルネットワークは評価額が大きくなる。

この計算方式では、MySpaceが圧倒的に最も価値の高いソーシャルネットワークである。二位はFacebookだが、MySpaceの評価額のわずか75%である(ユーザ数ではMySpaceを上回っているが)。三位がBebo(MySpaceの評価額の26%)、次いでHi5とAmebioが四位五位である。LinkedInは十一位でMySpaceの評価額の6%だ。

今年は、昨年のFacebookの大幅な成長とMySpaceの急激な衰退、およびそのほかのソーシャルネットワークのほどほどの変化を考慮に入れている。またBeboとLinkedInの前の評価額…8億5000万ドルと10億ドル…を(Facebookの100億ドルと並んで)基準値として選んだ。そして単なる味付けとしてTwitterを加えた。〔表を見れば分かるが、基準値がFacebookの100億ドルである場合、本誌の計算によるソーシャルネットワークsへの広告支出総額とFacebookのそれとの比rがr = s/Fならば、sの価値svの額は、sv = 100×r (億ドル)となる。〕

要点は: Facebookの今日の評価額が100億ドルならMySpaceの価値は$65億ドル。Bebo は18億ドル、Twitterは17億ドル、LinkedInは8億ドルだ。Facebookはすべてのソーシャルネットワークの評価額の合計の37%を占める。別の言い方をすると: Facebookが100億ドルならソーシャルネットワーク業界全体の価値は271億ドルだ。

下のグラフと表を見ていただきたい。すべてのデータを見たい人のために、計算の詳細がここにある(文字がとても小さいからズームして見てください)。今年の計算をやってくれた本誌編集部のインターンDan Romeroに感謝しよう。

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[原文へ]

(翻訳:hiwa)