Fred Wilson:Twitterの真価は「リンクを広める力」にある

次の記事

BOKU始動。携帯での買い物用にモバイルペイメントを提供

ベンチャーキャピタリストでTwitterの出資者の一人でもあるFred Wilsonが、Twitterの価値は「ひたすらリンクにある」と論じている。今日(米国時間6/16)ニューヨークで開かれた140 CharactersカンファレンスでWilsonは、いかにTwitterで儲けるか、という題目の講演を行った。同氏によると、Twitterの真価は「リンクを広める力」にあるという。

Wilsonは最近のTwitterの本質的な成長ぶりを、Googleの初期の成長と比較し(ただしTwitterの最近の減速には触れなかった)、出資先企業のウェブサイトと自身のブログへのトラフィック分析の一部を紹介した。主要なトラフィックの源泉はGoogleだが、過去12ヵ月間にTwitterのトラフィックが毎月30~40%伸びている。今や各ウェブサイトにとってTwitterが重要なトラフィック源となりつつあり、Googleの約20%のトラフィックをもたらすところまで来ている。

Wilsonがこう予言する、現在の伸び率でいけばTwitterは「来年中には多くのウェブサイトで[トラフィック源として]Googleを抜くだろう」。そして、ウェブ上のほぼすべてのサイトが「Googleジュース」中毒になったのと同じように、今度はTwitterからのリンクを増やす方法を探し始めている。それは「Twitter = トラフィック」だからである(われわれTechCrunchでも同じような傾向に気付いており、今やTwitterはGoogleに続く第2位の外部トラフィック源だ)。

さらに同氏は、こうしたTwitterリンクが検索リンクよりも「コンバージョン率が良い」ことを挙げ、それは多くの場合、リンクはフィルター済みで、自分がフォローしている相手からのお薦めの形で来るからだろうという。また、スパム問題が大きくなりつつあるとはいえ、自分の信用を逆手に取る相手のフォローを外すことによって、ある程度は軽減できる。

こうした動きの中で、Twitterはサービスに「有償モデルを投入する」必要があるとWilsonは言う。彼は自分がTwitterを代弁しているのではないことを強調してこう語った。

私は何かを暗示しているわけではありません。当然やるべきことなのです。Twitter自身がやらなければ、誰かがサードパーティーアプリケーションとしてやる方法を、見つけることでしょう。

Wilsonが壇上でこの話をした時、私の隣の席にはTwitterの共同ファウンダーのJack Dorseyがいた。Wilsonの言ったことに、彼が何か驚いていた様子はなかった。しかし、具体的にはどうやってTwitterに有償リンクやスポンサー付リンクを入れるのがよいだろうか。

ここでもGoogleを見ることが有益だ。Googleはウェブサイトに対して、本来のリンクと有償リンクの両方を通じてトラフィックを供給している。有償リンクはGoogleに何十億ドルという収益をもたらしているが、自然な検索結果の中のリンクなくしては成り立たない。Twitterは、人々のTwitterストリームの中に、邪魔にならない形でスポンサー付リンクを注入する方法を考え出す必要がある。ただし、ユーザーに嫌われずにこれを行う方法はまだわかっていない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)