Opera Uniteは革命的―予告されていた「ウェブの再発明」はブラウザのサーバ化だった

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先週、われわれはウェブブラウザーメーカーのOperaが「ウェブを再発明する」という触れ込みで何やら謎めいたキャンペーンを始めていることを紹介した。今朝(米国時間6/16)、Operaの新プロジェクトがベールを外した。これは「Operaブラウザが作動するすべてのコンピュータを実質的にフル機能を備えたウェブサーバに変えるテクノロジー」だという。というわけで、Opera Uniteが登場した。

ユーザーはOpera Uniteを利用して文書、音楽、写真、ビデオを共有し、あるいはウェブサイトを運営できる。それどころか、サードパーティーのサービスの助けを一切借りずにチャット・ルームさえ運営できるというのだ。Operaはこのコラボレーションのためのテクノロジーのプラットフォーム化を図っている。デベロッパーは公開されたAPIを利用してOpera Uniteサービスと呼ばれる独自のアプリケーションを開発することができる。これにより、インターネットに接続された一般ユーザーのコンピュータを他のソフトウェアのダウンロードも必要とせず、OSによらずに相互接続することが可能になる。現在利用可能なサービスのバラエティーはまだ限られているものの、Operaでは「これは氷山の一角に過ぎない」としている。

われわれは近くOpera Uniteについて本格的なテストを行う予定だ。一見したところでは非常に重要なテクノロジーだと思われる。中心となるコンセプトは非常に優れている。コンセプトの背景とOperaが将来目指す目標に関しては同社の製品アナリスト、Lawrence Engのブログ記事を一読するようお勧めする。ごく一部を抜粋してみる。

現在、われわれの多くはウェブにコンテンツを追加している。(たとえば、SNSに個人情報を書き込み、Flickrに写真をアップロードし、ブログ記事を投稿する、等々)。しかしわれわれはインフラ―オンライン世界を成り立たせているシステムそのもの―に関しては通常何の寄与もしていない。

一般ユーザーのコンピュータはブラウザを作動させるだけのダム・ターミナルと化しており、他人(多くの場合、大企業)の運営するコンピュータ(サーバ)に接続することで情報を提供してもらっている。われわれはこうした他所にあるサーバに自分の文章、考え、画像を預けている。これらのサードパーティーのサーバがわれわれのために最善を尽くしてくれるものとして頼り切っている。われわれの手元にあるコンピュータは、いってみれば、ウェブ世界では2級市民にすぎない。われわれは単なる店子で、実権を握っているのはサーバを運用しているホスティング企業という大家なのだ。

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(翻訳:Namekawa, U)